「スポーツと人間形成」でソウル五輪 水泳飛び込み代表の浅田雅子さんが講義

2017.05.26

5月26日、共通教育科目「スポーツと人間形成」において、ソウル五輪水泳飛込競技 日本代表の浅田雅子さんが講演されました。

浅田さんは今まで多くのスポーツに関わってこられ、スポーツ歴を辿りながらこれまでの経験を話されました。小さい頃から母の勧めでバレエ、トランポリンを経験され、後にオリンピックへ出場することとなる水泳の飛込競技は小学6年生の頃に始められました。そして20歳でアメリカへ渡られ、そこで出会った選手に「人生について考えたことがあるか。」と問いかけられたそうです。この質問をきっかけに、飛込競技から得られた事を糧に、社会とどのように関わり、貢献できるかを見つめなおされました。

現役引退後は高校教諭の経験を経て、実家の体操教室を継がれました。体操教室では高校生とは異なり、技をイメージすることが難しい小学校低学年の子どもたちへの指導に苦戦されたというエピソードも披露されました。

浅田さんは現在、社会貢献事業としてマラソンのチャリティーイベントを開催され、東日本大震災の被災地に義援金を届けたり、飛込競技の国際審判資格を取得されたりと新しいことにも挑戦されています。浅田さんは、スポーツを通じて「次のゴールで何を感じるのか」が楽しみとされ、競技を引退してもスポーツを通じて成長できるとし、同じような気持ちを学生たちの心にも留めてほしいと語られました。

自身の競技人生を語る浅田さん 
学生と会話を交わす様子
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