法学部生が三重県いなべ市での地域調査の成果を報告

2017.04.16

2017年4月16日(日)、三重県いなべ市の立田地区で地域活性化に取り組んでいる法学部 耳野健二ゼミの学生4人が、2016年度に実施した地域での調査や作成した資料集、紙芝居について地域住民に報告しました。
ゼミ生は、5月から定期的に地域の祭りなど行事に参加し、地域についての理解を深めたほか、地域の歴史を知る住民の方に聞き取り調査を行い、内容をまとめた資料集を作成しました。また、明行寺というお寺に伝わる蓮如上人の木像の由来をまとめた「玉眼の御木像」という話を自分たちで絵を描いて紙芝居を作成しました。
活動報告を行った法学部 4年次生 波多健太郎さんは、「立田の歴史や伝わる話を形として残すことで、地域の方、特に子どもたちにも立田地区に興味を持つ機会になればと思って資料集と紙芝居を作成した。また、耳野ゼミの後輩にも調べた内容を受け継いでいきたい」と、活動を振り返りました。参加した地域住民からは「外部の新しい視点から地域の歴史を見直してもらうことに意味がある」と評価する声がありました。

本学といなべ市は地域活性化に関する包括協定を締結しており、これをふまえて、「グリーン・ツーリズム推進に関する研究業務」の委託業務に耳野ゼミの学生たちが取り組んでいます。この事業は、グリーン・ツーリズムの考え方を活かし「地域に住む人が地域に愛着をもち、生きがいを感じられること」「地域への来訪者が価値ある体験を通じて楽しめること」の2つの視点から、「地域の課題を解消すること」「地域の魅力ある資源を掘り起こすこと」を目的とし、地域の活性化を目指しています。
今回の報告会は、2016年度の活動の総括として実施しました。なお、この取り組みは2017年度も継続して実施予定で、作成した紙芝居は5月6日に行われる「遊学祭」という行事で地域の子どもたちに読み聞かせを行う予定です。
いなべ市立田会館で2016年度の活動報告を行った
明行寺に伝わる話を学生らが紙芝居にまとめた
参加した地域住民から活動に関する質問も寄せられた
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