文化学部京都文化学科 専門教育科目「京都の芸能」の受講生が大念佛狂言を鑑賞

2017.05.01

「神崎渡し」上演の様子
文化学部京都文化学科の専門教育科目「京都の芸能」の学外実習が5月1日、千本ゑんま堂(引接寺)で実施され、受講生13名が大念佛狂言を鑑賞しました。

専門教育科目「京都の芸能」は、京都の特色ある芸能として、「神楽」、「念仏芸能」、「能楽」、「歌舞伎」などを取り上げ、儀式の意義や文化的背景等を比較研究する科目。今回の大佛仏狂言の鑑賞は、京都の伝統芸能に実施に触れることで、座学での理解をより深めるために実施されました。
鑑賞で集まった受講生たち
当日は好天のもと、午後7時より「えんま庁」「福釣り」「神崎渡し」「花盗人」の4本の演目を鑑賞。受講生からは、「難しい言葉が使われる印象があったが、言葉がしっかり聞き取れてわかりやすかった」、「ストーリーが今でも通じる内容でおもしろかった」といった感想が聞かれました。
引率した担当教員のペレッキア ディエゴ 准教授は、「民俗芸能は、庶民的な部分が今も残っている。受講生には舞台を観るだけでなく、観客と演者の関係や衣装や音の使い方等にも注目し、文化的な背景や宗教的な役割を感じてほしい」と鑑賞の狙いを述べられました。

「京都の芸能」の科目では、学外実習として6月にも平安神宮で能楽の鑑賞が予定されています。
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