京都産業大学神山天文台では、12月24日（土）のクリスマスイブに元同志社大学教授の宮島一彦氏を講師に招き、クリスマス特別講演会「古墳天井に星が輝く－キトラ天文図」を開催します。講演後には講師や参加者が語らいあえるアストロノミー・カフェを、さらには天体観望会も開催します。

1998年3月、奈良県明日香村のキトラ古墳で石室天井に星が金箔であらわされた天文図が発見された際、宮島先生がこの天文図の分析に携わっておられました。古墳の中に中国で生まれた星座が描かれた例は、中国や古代朝鮮半島の高句麗(現在の北朝鮮から中国東北部)に多い一方で、日本では西暦700年前後の飛鳥時代に築かれたキトラ古墳と同じく明日香村にある高松塚古墳の2例しか発見されていません。今回、キトラ古墳の近くに展示館「四神の館」が完成したのを機に、日本では珍しいこの天文図についてお話しします。またイベント当日、クリスマス特別講演会・天体観望会にお越しの方には、神山天文台からささやかなクリスマスプレゼントをご用意しております。

リリース日：2016-12-14