経済学部 花岡ゼミ「第12回京都から発信する政策研究交流大会」で優秀賞受賞

2016.12.08

2016年12月4日(日)、キャンパスプラザ京都で「第12回京都から発信する政策研究交流大会」が開催され、花岡ゼミから参加した日本経済チームが「優秀賞」を受賞しました。

今年度の大会は、口頭発表65(うち大学院8)、パネル発表18の団体(個人)が参加しました。

花岡ゼミからは、2チームが以下のテーマで研究発表を行いました。
(1)買い物弱者の現状と対策(優秀賞 受賞)
(2)地域で高齢者を見守る仕組みを構築するには?

(1)の論文では、高齢者等を中心に食料品の買い物に不便を感じる「買い物弱者」問題を取り上げています。京都府に焦点を当て、農村部と都市部にわけて解決策を検討しました。農村部に対しては行政への聞き取り調査などを通じて現状を把握し、他県で実施されている郵便局との連携による買い物支援サービスを解決策として提言しています。一方、都市部に対しては問題が発生している地域と小売店舗を結ぶ100円バスの導入を検討し、実現可能性を検討するために政策を実施した際の費用を推定しています。

(2)の論文では、高齢者のみの世帯が増加する中で、地域で高齢者を見守る仕組みを構築するための方法を検討しています。京都市を分析対象として、市の伝統的なコミュニティである「町」や「学区」を生かした高齢者の居場所づくりを考えました。全国の自治体が取組んでいる事例を丁寧に検証した上で、京都市に適した解決策を提案しています。(2)の論文は同ゼミ公共経済チームが取組んだ力作です。

今年の9月中旬から準備を始めて、週に1度の進捗報告会で議論を重ねてきました。大会では2名の討論者の先生方や他大学の学生との活発な議論が展開されて、実りの多い機会となりました。

日本経済チームで研究発表と討論を担当した杉本怜哉さん
優秀賞の賞状
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