京都府「1まち1キャンパス事業(大学・地域連携プロジェクト支援)※」の採択事業「あやべ・むすびわざプロジェクト」を開催

2016.12.03

12月3日、4日に、京都府綾部市において、法学部 中谷真憲ゼミが、京都府「1まち1キャンパス事業(大学・地域連携プロジェクト支援)※」の採択事業の一環として、「あやべ・むすびわざプロジェクト」を開催しました。イベントには、中谷ゼミ有志学生と地域住民あわせて総勢30名が参加しました。

この企画は、ゼミ生が綾部市の人々と共に綾部市の魅力を掘り起こし、イベントを通じて情報を発信して、地域の活性化につなげることを目的に開催し、地域の住民・行政・企業・中高生らと学生によるワークショップや里山ツアー、地域の魅力を発信するための短編映像の制作などを一泊二日の合宿形式で行いました。

1日目は、「持続可能な暮らしと住みたくなるまちについて」をテーマにワークショップを行い、イベントに参加した地域の方や企業、行政の方と綾部市が「魅力的なまち」になるための課題や、理想像についてディスカッションしました。若者にフォーカスする案やシニア層にフォーカスする案など様々なアイデアを出し合い、参加者は今後のまちづくりにつながる様なアクションを「私の三カ条」としてそれぞれ考えて、発表しました。

2日目の前半は、ゼミ生は里山ツアー「センス オブ ワンダー村歩き」に参加し、「森の京都」として、日本の原風景や豊かな自然が残る綾部の里山を散策しました。自然の神秘や不思議さに目を見張る感性を高めることを目的としたこのツアーでは、里歩きを通して暮らしの中に潜む小さな驚きや風景に目を向けることの大切さを学びました。
後半は、里山ツアー体験で学んだ「暮らしの中にある魅力を発見すること」を活かし、綾部市街地の魅力を表現するため、映像制作に挑戦しました。ゼミ生は、いくつかのグループに分かれて綾部市街地の撮影ポイントを探索し、広報PR動画を制作しました。各グループとも、テーマ性のあるPR動画を制作し上映会で披露しました。

イベント終了後、参加したゼミ生からは、「山里を散策して、電柵を初めて見た。野生動物との距離の近さや、自然との共存の難しさを学んだ」「地域資源は普段の何気ない日常生活にも潜んでいて、環境面にしても、文化面してもその価値や魅力を探り出して、磨いてゆくことが必要なのだと学んだ」といった感想がよせられました。

「あやべ・むすびわざプロジェクト」は、次年度も綾部市の魅力を発見し、地域との絆をうみだしていきます。

※「1まち1キャンパス事業」とは、平成29年度までの採択事業として、大学等が市町村と連携し、当該市町村をフィールドとして取り組む大学等の授業や研究活動等のプロジェクトを支援することにより、京都の大学の魅力のさらなる向上と地域に愛着を持ち地域に貢献する人材育成に取り組むことを目的とした京都府の平成28年度新規補助制度です。

ワークショップで綾部市の方たちとディスカッションする様子
参加者は、綾部市のより良いまちづくりに向けて「私の三カ条」を作成
「センス オブ ワンダー村歩き」で里山を散策
綾部市街地でMOVIE撮影を行うゼミ生
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