WLBセミナーを開催しました(10月27日開催)

2016.10.27

経済学部WLBセミナーの特別企画(第2回)を、本学の学部生、院生、教職員にも聴講対象を拡大し、ダイバーシティ推進室の協賛により公開授業として実施しました。
「女性とその家族の一生涯のサポート」を理念としておられる医療法人財団足立病院 畑山 博院長を講師にお迎えし、「ライフスタイルの変化とワークライフバランス—『その時』がもうすぐやってくる—」をテーマに講義をいただきました。
畑山氏は、過労死訴訟、介護離職の増加など社会問題に加え、加速一方の少子高齢化への対応として、国が一億総活躍社会をテーマにWLB(ワークライフバランス)を推進している経緯を説明され、労働力の確保のためには女性に働いてもらいたいと考えており、職場環境の改善に向け「イクメン」「育ボス」を目指す男性を増やす取組を行っていることが説明されました。女性には①子どもを産んで欲しい、②働いてほしい、③親の介護もしてもらえませんか、と多くの期待が寄せられており、実現にはWLBの推進が不可欠であると話されました。
また、大卒者の3年以内の離職率が3割であること、男性は年収300万円が有配偶率の分岐点になるという統計を示され、イグアナの進化を例に、WLBで何に重きを置くかは個人の選択だが、周囲の環境に柔軟に対応できる能力を身に着けることが大切であると説かれました。

講師:畑山 博氏
講座の様子
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