「スポーツと人間形成」でスポーツニッポンの幡 篤志さんが講義

2016.07.08

共通教育科目「スポーツと人間形成」でスポーツニッポン報道部長の幡 篤志さんが講義

7月8日、共通教育科目「スポーツと人間形成」でスポーツニッポン報道部長の幡 篤志さんが講義されました。幡さんは中学生の時にラグビーを始め、大学時代はキャプテンも務められていました。今回、スポーツや社会での経験を踏まえながら講義が進められました。

幡さんが今まで取材してきた中には、指導者の強いプレッシャーが原因でスポーツから離れた人や、能力はあるのになかなか起用してもらえないことを理由にスポーツのことが嫌いになり辞めたしまう人など、様々な選手がいました。このような中で、どのようにしてスポーツを好きになっていくか、どのようにして周りが選手の可能性を見いだせるか、そして自分自身でどのように可能性を伸ばすことができるか、が今後の日本のスポーツ教育にとって重要だと語られました。

また、ラグビーと社会での話を交えるなかで、ラグビーはとても理不尽なスポーツだと説明されました。ラグビーは経験者の方が見るとボールを持つ機会の少ない選手の頑張りも分かるものの、ラグビー経験のない一般の方が見ると、どうしてもボールを多く持つポジションにいる選手の方が注目されやすく、人気も出やすくなります。そのため、目立たないポジションの選手は、自身の頑張りが認められていないと感じることがあります。

このことは社会に出ても同様で、会社において自分のことが評価されていないと感じる人もおり、新人で会社を辞めてしまう人もいるそうです。何かが嫌で辞めてしまったら、どこに行っても同じことを繰り返してしまうだろうと、我慢することの大切さも語られました。

幡さんからは最後に「大学4年間で精神的にも強くなって社会でも生かせる能力を培ってほしい。また、成功には近道はないのだから、地道に一歩一歩頑張ってほしい。」と学生たちに熱いメッセージが送られました。

【記事・写真 学生広報スタッフ 西川友佳子(経済3年次)・鎌田有香(外国語3年次)】
自身の経験を踏まえ講義する幡さん
真剣に話を聞く学生
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