「スポーツと人間形成」で日本野球機構の谷 博さんが講義

2016.05.20

5月20日、「スポーツと人間形成」において日本野球機構審判技術委員の谷さんが講義を行いました。谷さんは2010年まで日本プロ野球の審判をされていました。現在では、日本プロ野球の審判員の指導を行われています。谷さんが日本プロ野球の審判になった当時、審判になる方法としては、プロ野球出身者、アマチュア審判、一般公募があったそうです。谷さんは書類審査では不採用となったものの、担当者から「やる気があるならばやってみないか」という運命的な連絡を受け、「それならば、やってみよう」と決意したのが始まりでした。

審判のフォーメーションや球審、塁審、外審など、1年間の仕事の内容を詳しく説明されました。さらに、実際に球審の構えを披露し、球場と同じような大きな声で「ストライク!」と発声された際には、声の大きさに学生から驚きの声があがっていました。

野球は球場にもよりますが、天候の影響を受けるため、試合が始まった後に突然雨が降ってくる場合もあります。そのような状況で試合を中断するかなどは、審判の判断に委ねられています。審判というのは一番に「野球のゲームをやり通すのが任務」があるため、試合を中断せざるを得ない場合は、非常に辛いと語られました。

講義の最後に、学生からの質問に答える時間も設けられ、「審判にとって何が一番大切か」という質問には、「とっさに判断できる決断力」と答えられました。

[記事・写真:学生広報スタッフ 鎌田 有香(外国語・3年次)・西川 友佳子(経済・3年次)]
講義を行う谷さん
講義に聞き入る学生
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