女子学生・女性研究者を中心としたダイバーシティ推進室の交流会「Koyama女子カフェ（第5回）」をランチタイムに実施しました。
総合生命科学部の西野 佳以 准教授より「ウイルスのおはなし」をテーマに、ウイルス学を専門としない参加者にも興味を持てるよう話題提供がありました。
生活の中で意識する微生物のひとつにウイルスがあります。一般的に、微生物は酵母菌など生活に役立つものとインフルエンザウイルスなどの病気を引き起こすものとして知られていますが、それらは微生物の中のほんの一部で、実際にはどのくらいの数が存在しているかすらわかっていないとのことでした。
ウイルスの意外な役割の紹介もありました。その一つが胎児の保護で、胎児が母親の胎内で育つことができるのは、胎盤での胎児への栄養伝達に有効なウイルス（ヒト内在レトロウイルス）の活躍のおかげだそうです。またアメリカでは食中毒対策としてウイルスを利用した食品もあるそうです。
交流会には研究員、職員の参加もあり、終了後の時間を利用してダイバーシティ推進室の事業について意見交換することができました。