世界問題研究所主催 若泉敬記念基金「学生ワークショップ」開催

2016.02.20

2016年2月20日(土)本学むすびわざ館にて、世界問題研究所主催の若泉敬記念基金「学生ワークショップ」を開催しました。この催しは、総合大学としての本学の強みを生かし、学部の枠を超えて学生・教員が椅子を並べ、闊達に語り合う場を世界問題研究所が提供し、企画・運営のすべてを学生が担うものです。
5回目の開催となった今年度は「寄る辺の無い未来への航海術」をテーマに、世界問題研究所員をはじめとする教員9名、学生・院生など35名が参加しました。
午前の部では、学部の垣根を越え集まった4組が「日本で暮らす外国に縁ある子どもたちの課題と現状」、「環境と経済」、「豊かさと幸せの指標」、「異性装にまつわる性役割意識」といった多岐にわたる研究テーマで、それぞれ発表を行いました。普段関わりのない学部からの発表、質問や意見が交わされることにより、新たな発見や視点の違いを捉えることができました。
午後の部では、さらに視点の掘り起しや他者と自分との個性を感じられるよう、午前の部とは対照的に、より個々人への問いかけを生むようなワークショップ(ディスカッション)を行いました。一つのテーブルを教員・学生の別なく囲み、話者の意見をきき、同時に自らを振り返り、次は自らが語り手となり同じテーブルの面々へと自己をうったえる姿が見られました。
年齢、境遇、立場を異にすることにより生まれる個性とそれでも通い合う何かを感じつつ、インプットとアウトプットの連環によって、個人の中で大切とする軸や気付き、そうした寄る辺を手にすることができたワークショップでした。

世界問題研究所主催若泉敬記念基金「学生ワークショップ」統括 影井 駿(法学部・4年次)

午前の部:研究発表の様子
午後の部:ワークショップの様子
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