経営学部松高ゼミ 京都市東山区役所と視覚障害者企画を実施

2017.01.11

2017年1月11日に京都産業大学経営学部松高ゼミと京都市東山区役所で構成する「京都東山観光おもてなし隊」は、視覚障害のある方々に東山区の観光を楽しんでいただくための企画を実施しました。
学生たちは、視覚障害の勉強会、フィールドワークも繰り返し、半年かけて準備を進めてきました。視覚障害のある方と活動するのが初めてだったので、初めはとても緊張しましたが喜んでいただけとてもよかったです。今回は「目が見えなくても他の四感で東山を感じていただく」をテーマに取り組みました。
午前中は,人力車で「ねねの道」や「法観寺」の界隈を巡った後,陶芸を体験していただきました。人力車では,参加者に車夫の観光ガイドを楽しんでいただくだけでなく,石畳を走る時の振動や,風,いろいろなお店から漂ってくる匂いなどを感じていただけました。
陶芸体験では,湯呑茶碗の製作のほか,乾燥させたお皿を割る体験,様々な状態での焼き物を触る体験や,土の香りを楽しんでいただくことができました。
午後からは,京都の食材を使った昼食の後,清水寺で散策しました。昼食の際,料理の説明は「10時の方向に手毬寿司があります」と説明するなど,勉強してきたことが生きる場面がありました。清水寺の散策では,学生がガイドとなって説明しながら清水の舞台の空気感,音羽の滝の水を柄杓で受ける感触などを楽しんでいただけました。
ツアー終了後にアンケートを実施し参加者の意見を聞かせていただいたところ「東山の情景が浮かぶようでした。”五感”で楽しめました。」という感想を頂くことができ,とても印象的でした。しかしまだまだ不十分な点、反省するべき点が今回のツアーで明らかになりました。今回の反省点を活かして次の活動に取り組んでいきたいです。

経営学部2年生 松高ゼミ 梶原 康平

写真:人力車体験
写真:陶芸体験①
写真:陶芸体験②
写真:清水寺散策
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