第16回「全日本学生ドイツ語弁論大会」で鍋島 希さんが第4位に入賞し、ドイツ文化センター館長賞を受賞!

2016.01.12

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ニュース教育外国語学部
2015年12月5日(土)に第16回「全日本学生ドイツ語弁論大会」(京都外国語大学主催、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、オーストリア大使館、大阪ドイツ文化センター、ドイツ学術交流会、京都日独協会、在日ドイツ商工会議所、毎日新聞社後援)が開催されました。
ドイツ語学科4年次生の 鍋島 希さんが “Mein Praktikum im Friedensdorf” (「ドイツ国際平和村での研修」)という演題で、自身のドイツ国際平和村での研修体験について熱く語り、見事ドイツ文化センター館長賞を受賞し、4位に入賞しました。
おめでとうございます!

弁論大会でのスピーチの概要は、以下を参照してください。

ドイツ国際平和村での研修 京都産業大学外国語学部ドイツ語学科4年次 鍋島 希

2014年9月から11か月間、私はドイツ西部の街オーバーハウゼンにあるドイツ国際平和村(Friedensdorf International)で研修をしました。きっかけはドイツ語学科の卒業生がドイツ語の授業時間にした平和村についての講演でした。
平和村は戦争や貧困などの理由によって母国での治療が困難な子どもたちをドイツに連れてきて、施設で生活させながら、無料で治療してくれる病院を探し、治療後に親元に子どもたちを返すという活動をしています。私が研修中に支援してきたのは、ガザ、アフガニスタン等から来た子供たちでした。親は最後の希望にかけ、かわいい子どもを平和村に預けます。

ある子どもは地雷を踏んで足が吹き飛びました。
ある子どもは後ろから撃たれてサッカーができなくなりました。
日本では考えられない現実や、戦争の怖さが見て取れました。集められた子どもたちは違いを気にせず仲よく遊んでいます。子どもたちの間に国境や偏見はありませんでした。
私の部署にいる子ども達は自立した生活が求められます。子どもの数が多いため、職員だけで小さな子どもたちすべての面倒を見ることはできません。そういった時も大きい子どもたちが自分から手伝ってくれていました。
治療が終わった子どもたちは時期が来ると一斉に帰国し、入れ替えで新しい子どもたちが来ます。治った子どもたちはまた危険な母国に帰らなければなりません。最初、私は平和村が活動を続けていけば、たくさんの子どもが助かるとしか考えていませんでした。しかしアフガニスタンやガザ地区に関して言えば、国自体が平和にならない限り、何も変わりません。次から次へと新しい子どもが傷ついているからです。

今世界的に問題になっているのはシリアの難民です。一人の小さな子どもの死体が打ち上げられ、私たちは悲しみにくれました。その事件で世界が難民の受け入れを表明しました。私たち日本人は十分に協力していると自信を持って言えますか?
世界で苦しんでいる人たちはたくさんいます。私たちにできることを考えてみませんか?

【写真提供】京都外国語大学・京都外国語短期大学広報室
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