「第10回 中国語暗唱大会」報告

2015.11.25

2015年11月25日(水)の午後、図書館ホールで外国語学部アジア言語学科中国語専攻主催の中国語暗唱大会が開かれ、専攻中国語クラスや共通中国語「エキスパート」クラスで中国語を学んでいる1年次生が、クラスメートたちの熱き声援の中、中国語の文章を暗唱し、日頃の学習の成果を披露しました。

今回の大会は【一般の部】と【既修者の部】の2部構成で実施され、それぞれ審査・入賞者の決定を行ないました。

◆厳正な審査の結果、上位入賞を果したのは次の方々です。
【一般の部】
優勝 (1名)    : 小西 涼介さん
第2位(1名)   : 日比野 稜さん
第3位(2名)   : 上田 一成さん、中石 大翔さん
健闘賞(1名) : 竹村 星輝さん

【既修者の部】
優秀賞(1名)  : 原田 理媛さん
☆上位入賞の皆さん(一部)
◆審査員は、次の方々です。
審査員長: 外国語学部アジア言語学科中国語専攻 矢放 昭文 教授
審査員 : 劉 歓さん(本学大学院生)
審査員 : 呉 迪さん(本学大学院生)

◆表彰式では、審査員が次のような講評を述べられました。
〇劉 歓 審査員
第10回の中国語暗唱大会の審査員を務めさせていただいて、本当にうれしかったです。
全体の学生の発表を聞いて、みなさんはとても素晴らしいと思いました。ある学生の発音を聞いて、驚きました。しかし、少し足りなかったのは、「z」「c」「s」と「zh」「ch」「sh」の発音を区別できなかったことです。これから、しっかり覚えたほうがいいと思います。発表途中、緊張で内容を忘れてしまった学生もいましたが、あきらめないでください。今回の失敗はきっと次回の成功につながるでしょう。
今後、みなさんは中国語についてわからないことがあれば、私に聞いてください。いつでも応援いたします。

〇呉 迪 審査員
今回の発表を聞いて、本当にうれしかったです。
1年次生の方は、まだ1年次生なのに、中国語を発表するのは、とても大変だと思うけれども、皆さんはよくできて、發音はちゃんと正しく、表現力も高いし、すごく優秀ですね。私もそうですし、多くの人の前で話すのは非常に緊張しやすいです。それは大丈夫です。発表するときは、急に内容を忘れて、發音が間違っていても、かまいません。そうなるときは、リラックスして、止まったところを頭の中でよく考えると、思い出しやすいでしょう。受賞した皆さんは、おめでとうございます。今回受賞していない皆さんはこれから頑張ってください。失敗は成功の母です。
最後はアドバイスとして、みなさんの中国語がもっと向上するために、もし時間があれば、中国語を話す方との交流だけではなくて、中国語のドラマと映画を見てみてください。私も日本語を勉強するために、よく日本のドラマを見て、發音を真似しています。それは役に立ったと思います。もし、皆さんが中国語に関して知りたいことがあったら、遠慮なくわたしに聞いてください。

◆ 上位入賞者の感想
小西 涼介さん:
私は先生から推薦されて今回の暗唱大会に出場しました。正直、本当に自分で良いものか、と大変不安でした。なぜなら私はそれほど中国語の発音に自信がなかったからです。しかし、選出された以上はやる!と気合を入れ、週に一度先生に御指導を頂いたり、通学中は音声マニュアルを聴いて発音・声調を確かめたりと出来るだけの努力をしました。覚えることは考えず、話の流れを掴み、又登場人物の心情を理解しながら練習しました。本番は大変緊張しましたが、中国語のクラスメイトの応援のお蔭もあり、今までで一番良い発表が出来たと思います。今回私は優勝することが出来ましたが、他の発表者の方々、先輩方のスピーチを聴くと、自分よりはっきりしていて、スムーズに発音していると感じたので、これからの私の課題にしたいと思います。

日比野 稜さん:
暗唱大会に出ることを決めてから授業の前後で熱心に暗唱指導をしていただいた先生方には本当に感謝しています。本番では今までの練習の成果を発揮することができて参加して本当に良かったと思いました。中国語の発音については練習や本番の時もまだまだ正確に発音できていない箇所があったので練習が必要だと感じました。また上級生によるスピーチでは発音もとても滑らかで迫力があり刺激を受けました。今回の経験を生かしてこれからも自分の中国語の能力が向上していけるように日々勉強していきたいと思いました。

上田 一成さん:
今回暗唱大会に参加し、賞を受け取ることができて嬉しいです。練習の時とは違い、たくさんの人の前で発表するのはとても緊張しました。前日練習の時、直さなければいけないところが多く焦りましたが、しっかり発表できたのでよかったと思います。また、他の人の発表を聞いて自分に足りないところを発見でき、まだ自分は成長できると感じました。今後は今回できなかったところをできるようにし、中国語でもっと話せるようにしていきたいです。

中石 大翔さん:
大学から中国語を学習し始めて、まだまだ発音などもできていないところも多くあり、大勢の人前で発表するということで、緊張と不安ばかりでした。参加すると決まってから何度も音声ファイルを開いて、発音を身に付けていきました。3位になれるとは思いもしませんでしたが、このような評価をしていただき、自信になりました。また、達成感もあり、さらに中国語のレベルを上げていきたいと思います。

竹村 星輝さん:
この半年間、自分は何のために中国語を学習しているのだろうと思っていたけれど、自分を変えようと暗唱大会に参加し、賞もいただけて、中国語に対する見方も変化し、少しずつ中国語に近づいていることもわかり、自信をつけることができました。応援してくれた先生方、クラスのみんな、親友たちに感謝したいです。

原田 理媛さん:
普段人前で話したり、評価される機会というのは少なかったので参加でき良い経験ができたと思います。先生や先輩方にたくさん指導してもらえたおかげで賞を取ることができました。ありがとうございました。これからもスピーチコンテストなどに積極的に参加し、自分の中国語を高めていきたいです。

◆ 暗唱発表の審査結果を待つ間、会場では上級生による中国語スピーチの発表が行われました。
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