益川塾 第8回シンポジウム開催

2015.12.18

2015年12月13日(日)、本学神山ホールにおいて、京都産業大学益川塾第8回シンポジウム「科学への夢とロマン 地球と宇宙のこれから」を開催しました。
当日は約800名の参加となり、名古屋大学教授・宇宙物理学者の杉山 直 氏による「熱い宇宙の始まり ビッグバンの交響楽」をテーマとした基調講演、パネルディスカッション、また、高校生を対象とした特別授業や高校教諭との特別セッション等を行いました。

特別授業では、「研究の過程で議論する中、互いに自分の意見をゆずろうとしないことが多く、話がまとまらないが、どのように議論を進めていけばよいか」「人前に出ると緊張してうまく話せないが、うまく話す方法はあるか」など現役高校生からの率直な質問がありました。
杉山教授、益川塾副塾頭の九後教授より「相手の意見が違うということは、自分には気づけなかった角度から相手は見ているということ、それを尊重し意見を交わすことは重要」「相手が納得するまで話し合うことが大切」「人前で話す際の緊張は、慣れで解決」「聴衆が誰なのかを考えて、手元の原稿を読むのではなく、聴衆に気を配りながら話すことを心がけること」と未来の研究者へ熱い応援メッセージが送られました。

また神山ホールロビーでは、31校43チームの高校生によるポスターセッションが行われ、日頃の研究活動について説明を行い、参加者からの質問に熱心に答えていました。そのうちの3校が益川塾頭賞を受賞し、表彰されました。

パネルディスカッションでは、パネリストに杉山教授、気象予報士の蓬莱 大介 氏、本学理学部の河北 秀世 教授(神山天文台長)、コーディネーターとしてキャスター・大阪綜合研究所代表の辛坊 治郎 氏を迎え「どうなる地球」「宇宙の謎と魅力」「科学への夢とロマン」の3テーマで実施しました。
杉山教授は「強く望めば夢は叶う」、パネリストの蓬莱氏は「何事もとにかくやってみることが大切」、同じくパネリストの河北教授は「あきらめてはいけない、諦めなければ前に進める」と、熱く高校生に語りかけられました。
辛坊氏の巧みなコーディネートによる後押しもあり、シンポジウムは盛況に幕を閉じました。

ポスターセッションにて研究活動を説明する高校生
パネルディスカッション「科学への夢とロマン」
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