ドイツに留学中の学生(國松 隼人さん)から便りが届きました

2015.09.15

中間報告

同居人と
留学生活も半分が過ぎ、ようやくドイツでの生活に慣れてきたかなという感じです。 授業はもちろん全てドイツ語で行われるので、始めの頃は先生の言っていることすら聞き取れず、授業を受けるだけでもとても頭を使い、大変でした。クラスには本当に様々な国からの同級生がいました。アメリカ、ブラジル、シリア、韓国、中国などなどです。年齢も幅広く、下は18歳から上は50歳までいました。年齢国籍がバラバラなこのクラスは本当に面白く、学校に行くのが毎日楽しみでした。しかし、早起きが苦手な私にとって8時から始まる授業はとても辛かったです。
授業では、文法も重要ですが、「話す」ほうがより重要視されています。毎授業の始め30分程は趣味や自国のこと、昨日なにをしたかなどを話し合う時間があるのですが、私はこの時間が苦手でした。自分の言いたいことがドイツ語で言えず、歯がゆい思いもしました。先生に当てられて自分の意見を発表することも多くありましたが、無理に難しく答えようとし、考え込み、黙ってしまうことがありました。しかし、アドバイザーの先生から、今はどんな形でもいいからとにかく自分の想いを伝えることが大事だとおっしゃっていただき、それ以来難しく考えるのをやめ、簡単な表現でもいいから自分の想いを伝えることだけに集中しました。すると、今までなかなか伝わらなかった私の想いがうそのように同級生、先生に通じ、今まで苦手としていた発表やプレゼンも楽しくすることができました。

私の今のところの最高の経験は同居人との出会いです。私が住んでいる学生寮にはキッチン、トイレ、シャワーを共有する同居人が一人います。私の同居人はリビアから来た同い年の学生でした。私たちはお互いにつたないドイツ語で毎日の出来事、学校のこと、お互いの国のことについて話していました。簡単な表現でさえ言葉で表現できず、時には英語やジェスチャーを交えながらの会話でしたが、それはとても楽しいものでした。今まで自分の知らなかった世界を知ることもできました。彼は留学中一番身近な人で、冗談を言い合ったり、料理を振る舞ってもらったりしました。残念ながら彼はもう引っ越して居ませんが、このような出会いも留学の魅力だと思います。

今、ドイツでドイツ語を勉強できるという最高の環境にいるので、一日一日を無駄にせずこれまで以上にドイツ語の勉強に励みます。
 
外国語学部 ドイツ語学科 國松 隼人
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