「大学の歴史と京都産業大学」で賀茂別雷神社の田中 安比呂 宮司が講義

2016.05.02

5月2日、共通教育科目「大学の歴史と京都産業大学」において、賀茂別雷神社の田中 安比呂 宮司がゲストスピーカーとして「賀茂の文化」をテーマに講義を行いました。

田中宮司は、上賀茂神社と下鴨神社のご祭神についてスライドを用いながら紹介された後、賀茂祭(葵祭)の説明をされました。賀茂祭では、二葉葵を社殿や人に飾り、先立つ5月5日には2頭の馬が速さや作法を競う賀茂競馬などが行わることを、写真を用いて説明されました。授業の後半には昨年行われた式年遷宮の動画を上映し、実際の式年遷宮の流れを映像で紹介されました。

田中宮司は最後に、神道以外の宗教の話にも触れ、20年前から今日の宗教の対立が予見されていたことも話され、「今日1日を感謝の念を以て過ごすことが大事であり、“中今”すなわち現在・今日を大事に生きていくという日本人の大事な考えを持ってください」と学生にメッセージを送られました。

熱心に話を聞く受講生の様子
賀茂祭について語る田中宮司
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