「地方の時代」「地域活性化」が叫ばれ何年も経ちますが、いまだ十分に果たされないのは、人の意識が変わらないから。「都市か田舎か」という二者択一ではまだ「画一化」の枠から抜け出せていません。観光資源・農業・食・環境など、さまざまな姿に目を向ければ、ひとつとして同じ地域はありません、魅力も強みも、可能性も千差万別です。
地域社会学を学ぶ学生は、こうした自由自在な視点を身につけながら、観光・農業・食・環境はもちろん経済・政治・歴史など、「総合学」ともいえるほどさまざまな学問領域を修めます。こうした一人ひとりが世に出ることで、さまざまな地域が個性を取り戻します。そして日本全体も、多様な文化や強みを数多く備えた、豊かな国に育つのです。
「強みはこれだ」「何にもないよ」 といった思い込みから脱却せよ。
廃墟が人気スポットになることも。 多様な観点から物事を眺めるための幅広い 知性、人の心理への洞察力が重要です。
現地の人たちに溶け込もう。 外部の視点も大事にしよう。
掘り起こすべき強みや資源は、教科書には 載っていません。現地で語り、外部の視点も 生かしながら「見つける」のです。
見つけた強みを育てよう。 発信しよう。
強みは、何かと掛け合わせることで魅力を 増すことも。アイデアや仕組みを創造し、 人を巻き込んでいきます。