新しい視点で、社会をつくる

パートナー間の役割分担をはじめ、わたしたちの社会には、「高齢者は支えられる存在」「プライベートより仕事優先」などといった、"他者に対する理解不足や慣習による固定された見方"が数多く存在しています。社会とは人と人の関係。個人の意思では自由に突破できない強固な制約が生まれます。
こうした"アタリマエ"のおかしさを見つけ、"NO"をつきつけることが人間社会学を学ぶ学生のめざすもの。「理想の生き方とは?」「あるべき人間関係とは?」を、時代の変化に即して追究するとともに、"変えられるものから一つひとつ変えていく"という現実的でクレバーな行動力が求められます。それにより、若者・女性・シニア層…あらゆる人たちがイキイキと活躍できる社会を創造していきます。

人間社会学の3つのアクション

成功モデルや役割の向こうにある 「背景」そのものを疑え。

「昔の労働には力仕事が求められたから」 など、男性中心社会の背景は既に形骸化 している可能性もあります。

立場を変えれば見方も変わる。 視点もアイデアも交換しよう。

自分の性別や年齢、所属といった 「視点の制約」を超えるのは実は簡単。 さまざまな仲間や関係者との交流が大切です。

人の意識を変え続ける環境、 新たな行動を支える仕組みを。

人々の意識を変えるのは一足飛びには いきません。変え続けるための仕掛けや サポートを現実的に考え、構築します。

「出産したら、職業「ママ」。
パートナー間の役割分担は
昔ながらの慣習に則って。
子育てはママ、パパはお仕事。
出産しても、職業そのママ。
パートナー間の役割分担は、
互いの価値観と相談に基づいて。
パパもママもふたりで子育て、どちらもお仕事。
お世話します!おじいちゃん。
高齢者はお世話されるものという"常識"。
それは「隠居」や「定年」という仕組みが
生み出していました。
お世話になります!おじいちゃん。
隠居や定年という制約を超えれば、
高齢者は「経験も知恵も豊富な」存在へ。
一緒に社会をつくります。
卒業→就職→結婚。これ、セオリー。
人生のルールは一方通行の、一本だけ。
みんなが同じ順番で、同じベースで
未来へテクテク。
例えば、結婚してから入学。一人ひとり違うのがセオリー。
人生のレールは気にせず、
一人ひとりの順番とペースで。
行き先は目的次第で、あちらへ、こちらへ。

  • 豊かな人生を送るための施設やサービスのあり方を考え、追究する
  • 年齢や男性/女性、国籍といった属性を超えて、すべての人々が参加できる社会をつくる
  • 「個人と個人」「個人と社会」の関係を学び、現代における企業活動のあり方を研究する
  • ライフスタイル提案型の企業へ
  • 環境・福祉・医療関連企業へ
  • グローバルに活動する企業へ
  • 政策を立案する公共団体へ

ページ上部へ