パートナー間の役割分担をはじめ、わたしたちの社会には、「高齢者は支えられる存在」「プライベートより仕事優先」などといった、"他者に対する理解不足や慣習による固定された見方"が数多く存在しています。社会とは人と人の関係。個人の意思では自由に突破できない強固な制約が生まれます。
こうした"アタリマエ"のおかしさを見つけ、"NO"をつきつけることが人間社会学を学ぶ学生のめざすもの。「理想の生き方とは?」「あるべき人間関係とは?」を、時代の変化に即して追究するとともに、"変えられるものから一つひとつ変えていく"という現実的でクレバーな行動力が求められます。それにより、若者・女性・シニア層…あらゆる人たちがイキイキと活躍できる社会を創造していきます。
成功モデルや役割の向こうにある 「背景」そのものを疑え。
「昔の労働には力仕事が求められたから」 など、男性中心社会の背景は既に形骸化 している可能性もあります。
立場を変えれば見方も変わる。 視点もアイデアも交換しよう。
自分の性別や年齢、所属といった 「視点の制約」を超えるのは実は簡単。 さまざまな仲間や関係者との交流が大切です。
人の意識を変え続ける環境、 新たな行動を支える仕組みを。
人々の意識を変えるのは一足飛びには いきません。変え続けるための仕掛けや サポートを現実的に考え、構築します。