009
自転車競技ニュースポーツ

サイクルフィギュアのトッププレイヤーが、部活の幅を広げる

  • 外国語学部4年次
    佐藤 凪沙さん

自転車を自由自在に操り、さまざまな技を競うサイクルフィギュア。日本ではまだまだ競技人口の少ないマイナー競技ではあるが、世界選手権に6年連続出場を決めている佐藤選手は、全国トップクラスの実績を誇る本学自転車競技部の一員として、日々練習に打ち込んでいる。もともとはロード・トラック専門であった自転車競技部だが、佐藤選手の入部を機に、自転車という共通の乗り物を通してロードとフィギュアの2つの競技がむすびついた。屋外で走力を競うロードレースと屋内で乗車中の演技力を競うサイクルフィギュア。それぞれ全く異なる競技ながら、選手同士が互いに刺激を受け合い、さらなる高みを目指して頑張る志気が生まれている。こうした切磋琢磨が彼女たち自身を成長させ、また競技を通して日本と世界をもむすんでくれるに違いない。

サイクルフィギュアをはじめたきっかけは?

佐藤さん:小学校3年生の頃に、サイクルサッカーをしていた父の影響で始めました。サイクルフィギュアは日本では大学から始める人が多いので、世界に通用する選手を育てるために、幼少期から育成しようということになったんです。兄と二人、指導者の堀井和美さん(元日本代表)のもとで練習するようになりました。大学入学後、縁あって自転車競技部に入部させていただくことになり、より力を入れ始めました。いまは父と一緒に週3日程練習していますが、大学が練習場所の提供などサポートしてくださるので恵まれた環境で競技に集中でき、勉強やアルバイト、就活などとも両立できていると思います。

ロードとフィギュア、交流の機会や互いに刺激を受ける瞬間は?

佐藤さん:自転車競技という点は共通ですが、内容は全く違う競技なので、一緒に練習をすることはほとんどありません。にもかかわらず、強豪で伝統のある自転車競技部に受け入れてくださって、部の集まりなどがあれば声をかけてくださるのはとてもありがたいです。部員の皆さんはとても礼儀正しくて、良く話しかけてきてくれます。

樋口さん:時々交流があるのはいいことだと思います。佐藤さんは日本代表として世界で活躍されている選手なので、自分ももっと上のレベルで活躍できるように頑張ろうという意識が芽生え、モチベーションがあがりますね。

藤井さん:佐藤さんも含め、部員はトップクラスの人ばかり。そんな環境で一緒に練習できるので、活躍している姿を見て、自分も頑張ろうという気持ちが高まります。

外国語学部4年次 佐藤 凪沙さん
経営学部3年次 樋口 峻明さん
経済学部2年次 藤井 太雅さん

部活動を通じて成長したところは?

佐藤さん:高校までバレーボールもしていて、その頃はどちらかというとバレーの方に時間を割きたくて、サイクルフィギュアの練習が嫌になったこともありました。しかし、大学で部活としてやるようになって、ロードレースの選手たちの真剣な姿を見て、私もやるからにはきちんとやらなきゃと気が引き締まりました。そういう面では大学に入って意識がガラッと変わったと思います。海外での試合に参加するようになり、海外の選手と交流するたびに、彼らの技術に感動し、そのレベルの違いを実感して「このままじゃダメだ、もっと頑張らなくちゃ」と思います。レベルの差が大きくて、最初の頃は自分の演技が恥ずかしく思えて、試合に出たくないと思うことも多々ありました。それを乗り越えて、今は落ち着いて試合に臨めるようになりましたね。

樋口さん:昨年、半年間のベルギー留学を経験して、これまで国内で練習しているだけでは分からなかったことが見えてきました。監督の知り合いの方のチームに半年在籍し、週2、3回現地でのレースに参加していました。日本人チームなので言語には困りませんでしたが、本学からは一人での参加だったので不安もありました。しかし、海外の選手はやはりフレンドリー。現地の人々もとても優しく接してくださったのが印象的でした。練習中にチームメイトが転んでけがをしてしまった時も、周りの方が率先して救急車を呼んだり、毛布を持って来たりしてくださったんです。こういった対応の仕方や助け合いの心を見習って、日本での生活に生かしたいと思っています。

藤井さん:世界に飛び出して頑張っている二人に比べたら小さなことかもしれませんが、そういう選手を間近で見ているからこそ意識が変わりました。高校のころは先生に言われたことをただこなしていただけでしたが、大学入ってからは何事も自分自身で行うようになりました。先輩がメニュー考えてくれたりはしますが、基本的には自分で工夫して練習を進めなくてはいけない。体が大事なので、食事にも気を遣うようになりましたね。

今後の目標を教えてください。

佐藤さん:大学に入った時に、4年間きっちりやると決めたので、まずはしっかり頑張りぬきたいです。あと一年もないので、冬大会と世界戦に出場できるよう、悔いを残さず今までで一番いい結果を残したいと思っています。あとは英語。まだまだマイナー競技なので相手選手の知り合いも多く、挨拶もよくするのですが、そこから会話を広げるのが難しいので、もっと英語を話せるようになりたいです。

樋口さん:ベルギーに行った時に、トレーニング量を管理することの重要性をとても感じました。どれほど力があっても、試合当日に調子が悪いと最大のパフォーマンスは発揮できないので、練習をしっかり自己管理して、本番に最大限実力を出せるようにチーム全体で頑張りたいです。今年は8月にインカレ、9月に北海道での全国大会があるので、そこでチームみんなで上位に入りたいですね。自分一人のことだけではなく、チーム全体を見ていきたいと思っています。

藤井さん:先輩たちの活躍を見ていて、全国で入賞する人たちの鍛え方や筋肉はすごいなと思います。その中で戦える身体を基礎から作っていきたいです。

最後に、京都産業大学の好きなところを教えてください。

佐藤さん:一番は、いろんな人が支えてくださって、応援してくださるところ。大学で会った時に頑張ってね、とか応援してるよと、声をかけていただくことが多いです。そういう活気があって仲間想いなところがとてもいい大学だなと思います。

樋口さん:出身が神奈川県なので、京都に進学することに不安はありましたが、寮に入ったことで楽しく過ごせました。周りは学生も先生方も、みんな困ったときは助けてくれる人ばかりです。人柄の良さも魅力の一つですね。

藤井さん:僕も寮に入っていたので、友人はたくさんできました。その寮の友達からつながったり、授業で知り合ったりとどんどん輪が広がっていくところが良いですね。美味しい食堂もたくさんあるので、友人同士でよく利用しています。

※掲載内容は取材当時のものです。

新着一覧

学生の感性をまちづくりに生かす「鳥取県ふるさと創生応援隊」
経営学部生が公認会計士に現役合格。勉強に最適な環境と仲間の存在
京都の歴史や文化をむすぶ架け橋となる「京都市認定通訳ガイド」取得に挑戦
京都産 大豆で地域のブランド化に取り組む“静原応援隊”
小豆島「島鱧」のブランディングに、学生たちができること
国内私立大学最大の望遠鏡で世界中の研究者と宇宙の謎と対峙する、未来の研究者
グローバルコモンズでの国際交流を仕掛け続ける2人の留学生スタッフ
ゼミ生のDIYリノベーションで井手町に交流拠点をつくる
PBL授業の課題から生まれた京都マラソン沿道応援企画への挑戦
IoTによるバス安全運転支援システムの開発が、社会を安全にする
PAGE TOP