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情報発信力コミュニティFM

番組を有志学生でつくり
地域のコミュニティFMでオンエア!!

  • 現代社会学部 1年次
    伊達 妟路さん
  • 現代社会学部 2年次
    古川 優太さん
  • 現代社会学部 2年次
    鈴野 美千瑠さん

京都市北区のコミュニティFM「RADIO MIX KYOTO FM87.0」で放送される番組「京産・現社カフェ」の制作を担う現代社会学部の有志チーム。第3クールを迎える今年度も5月にオンエアされ、地域と現代社会学部をむすぶメンバーの情報発信力に迫ります。

「京産・現社カフェ」はどのような番組なのですか?

古川さん:京都市北区のコミュニティFM「RADIO MIX KYOTO FM87.0」で放送される番組です。昨年5月に始まり、第1クール(5月・6月・7月)は約30分でしたが第2クール(10月・11月・12月)から60分となり、これまで計6回の放送を行いました。
鈴野さん:放送の目的は現代社会学部の知見を地域に広げることですが、学生が実践を通じて情報発信力を磨く学びの場でもあります。そのため第3クールを迎える今年度もオンエアに向けて準備を進めていますが、どのような構成にするかといった企画や脚本づくり、地域に出向いての取材からマイクに向って話すパーソナリティ、スタジオでの収録や編集に至るまで、番組制作のほとんどを現代社会学部の有志学生で担っています。
伊達さん:放送する内容は現代社会学部の先生や北大路エリアで活動されている学生団体を招いてのトークをはじめ、地域の注目店をレポートするコーナーもあり、キャンパスライフの充実に役立つ情報が満載です。しかも音声だけでなく、収録の模様は「YouTube」でライブ配信も行っています。

皆さんが番組制作を手懸けるようになったきっかけは?

古川さん:2年次生になる直前の3月、脇浜 紀子先生に「コミュニティFMの番組制作をしてみない?」と声をかけてもらったのがきっかけです。脇浜先生は以前、読売テレビでアナウンサーをされていたこともあり、「並大抵じゃない経験ができるぞ」と期待した記憶は今も鮮やかです。

鈴野さん:説明会には20名ほどの学生が集まり、有志で活動がスタートしました。私自身、高校生の頃から将来はメディア関連の職に就きたいと思っており、説明会が行われる前からメンバーに加わることを心に決めていました。

伊達さん:僕は高校時代に放送部で活動していたのも将来はアナウンサーになりたいと思ってのことでした。だから現代社会学部の入学に際し、この活動を知ると同時にメンバー入りを志願しました。
伊達 妟路さん
古川 優太さん
鈴野 美千瑠さん

これまでの各自の役割や学んだことを教えてください

古川さん:番組の企画から脚本づくり、取材や収録に至るすべてを統括するディレクターをしています。全員がチームとして機能するよう、仕事を振り分ける協働の大切さを痛感したのも今後に向けて良い学びだったと思っています。

鈴野さん:私は第2回の放送時にパーソナリティを務めたのですが、そのときゲストにお招きしたのはキャスターとして放送メディアの一線で活躍されている吉川 美代子先生。対談する間、拙い私のトーク力を支え続けてくださり、憧れが増すと同時に「私もアナウンサーになりたい!!」と思う気持ちが強まっていきました。

伊達さん:活動に加わる当初、アナウンサーを目指す将来に向けて僕もパーソナリティがしたいと思っていました。ところが、脇浜先生が「放送機材に詳しくなれる“裏方”の経験はアナウンサーとしての強みになる」とアドバイスしてくださったんです。その結果、この1年間は裏方に徹し、将来につながる良い学びを得てきました。

制作の手順や番組の流れはどのような感じですか?

古川さん:制作は毎回、企画を議論するミーティングから始まります。次いで決まった企画の内容にあわせて仕事の振り分けを行い、取材などを経て本番に臨みます。

伊達さん:放送当日は2名のパーソナリティとディレクターが局のスタジオに入ります。そこに「YouTube」配信用の撮影班とミキサーの3名が加わるのが当日の基本的なスタッフ編成です。

鈴野さん:番組はゲストとパーソナリティのトークでスタートします。現代社会学部の先生がゲストの場合はご自身の専門分野について、学生団体などの代表がゲストの場合は活動内容について、しっかり予習しておきます。こうした事前準備の大切さは、先に話した吉川先生が私たちの活動を熟知されていたことから得た自覚です。

古川さん:トークのあとは音楽を流し、地域のお店の紹介やパーソナリティのトークを経て、エンディング曲を流して番組を終わります。

最後に今後の目標をお話ください

鈴野さん:第5回の放送向けに私自身よく利用するお店を取材した際、利用者ではなく取材者として話を伺うのは思っていた以上に難しいと感じました。そういった反省が尽きない活動ですが、今後も情報を受信・発信するプロへの着実な成長を続けていきたいです。

伊達さん:「京産・現社カフェ」を放送されているコミュニティFM「RADIO MIX KYOTO FM87.0」のリスナーは北区を主とする地域の方々です。そのため地域に根ざした情報を発信するのはもちろん、私たちが所属する現代社会学部と地域のむすびつきを強くするのも番組の役割のひとつです。それには活動に関わる現代社会学部の有志学生を増やすと共に、他学部の学生もゲストやリスナーとしてもっと巻き込みたい。簡単な課題ではないですが、有効な企画を早々に見つけ、今年度5月に始まった第3クールで実行するのが今の目標です。

古川さん:おそらく僕は第4クールの放送が終わる12月でディレクターを退き、伊達くんをはじめとする後輩に引き継ぐ予定なので、今の彼の発言はとても心強いです。いずれにせよメンバーそれぞれがとても貴重な経験を重ね、こうした実践は地域に根ざした活動がしたい人やメディアへの就職を目指す人はもちろん、すべての学生にとって励みになるはず。今後も皆さんを刺激できる私たちでありたいと思っています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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