041
科学のチカラ子どもの笑顔

科学をもっと身近に。
子ども向け体験イベントを開催

  • 総合⽣命科学部 2年次
    ⼤⾕ 咲⾹さん
  • 総合⽣命科学部 2年次
    沖野 舜さん

「難しくて⾮⽇常的な印象を持たれがちな科学の世界を、もっと⾝近に感じてもらいたい」との思いから、⼦供向け科学体験イベントを企画したサイエンスコミュニケーション研究会「サングラス」。理⼯系3学部の学⽣有志で構成されており、科学と触れあう体験を通して、おもしろさを伝えるサイエンスコミュニケーションをテーマに、ショッピングモールでイベントを開催した。

このイベントはどのような経緯で企画されたのですか。

沖野さん「サングラス」はもともと海外サイエンスキャンプに参加した理⼯系3学部の学⽣が集まってできた団体で、企画から運営までのすべてを⾃分たちで⾏っています。3学部それぞれの強みを活かせる何かができないかということと、社会貢献ができるものを企画しようと、各⾃で企画案を出し合い、いくつもある候補の中からこの企画に決定しました。遊びで科学を体験するイベントであれば、私たちが⽇々学んでいる分野を活かせますし、「科学って楽しい」と⼦どもたちに感じてもらうことができれば、地域や社会の貢献にも繋がるのではないかと考え企画しました。

実際のイベントでの反応はどうでしたか。

大谷さん当⽇は約100名の方が来場してくださいました。イベントではスライムづくりやつかめる⽔体験など、⼦どもたちが実際に触れたり、見て楽しめるような興味を持ちやすい実験を⽤意しました。⼦どもたちの反応は想像以上に良く、液体を混ぜることで⾊が変わったり固まったりと、初めての体験に驚いている様⼦でした。思い通りにいかないこともありましたが、⼦どもたちの喜ぶ顔を⾒た瞬間に、私たちはこの笑顔を⾒るためにここまで頑張ってきたのだと実感することができました。
沖野 舜さん
⼤⾕ 咲⾹さん

イベントを運営する上で難しかったことはありますか。

大谷さん⾃分たちで企画から運営まで⾏うことが初めてだったので、すべてが予想外でした。例えば、実験の試作品として⽤意していた薬品は、試作の段階では上⼿く調合して反応が起きていても、イベント当⽇には使⽤する薬品の量が圧倒的に多いため、調合しても上⼿く固まらず反応が起きないことが分かったのです。また運営⾃体も、受付での誘導やスタッフの配置など、当⽇の動きが⾒えていなかったため、臨機応変な対応をすることの難しさを痛感しました。

今後の取り組みについて何か⽬標などはありますか。

沖野さん:今後も科学のおもしろさをより多くの⼦どもたちに伝えるためのイベントを⾏う予定です。12⽉には、実験内容をリニューアルして、規模を少し⼤きくしたイベントを上賀茂小学校で開催します。 当⽇は多くの⽅に協⼒いただいて、スタッフを増員する予定なので、特にスタッフ配置など前回のイベントでの経験を活かして、企画から当⽇の運営まで責任を持って⾏いたいと思います。

大谷さん:運営⾃体は難しさもありますが、当初から私たちの企画テーマでもある「⼦どもたちに科学のおもしろさを知ってもらう」ことを忘れずに、今後もより充実したイベントを企画していきたいです。

※掲載内容は取材当時のものです。

新着一覧

「売れる」には理由がある。
ともに挑む、仲間がいる。
私が制作したCMで、みんなの心を動かしたい。
多角的なアプローチで世界を見直す。
価値観を揺さぶる出会いがある。
“ホンモノ”に触れ、視野を広げた先へ。
ミクロな世界に広がる“無限の可能性”を求めて。
モノづくりとセキュリティは表裏一体。
植物の潜在能力で、世界の食糧不足解決を見据える。
振り返れば、そこにある。
PAGE TOP