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知の探究心後輩の夢

経営学部生が公認会計士に2年連続現役合格
勉強に最適な環境と仲間の存在

  • 経営学部 会計ファイナンス学科 4年次
    森 耀さん

在学中に公認会計士の資格試験に合格した森耀さん。経営学部で2年連続現役合格となる快挙を成し遂げたのは、自ら「世界で一番の勉強場所」と語る自習室の存在が大きい。キャンパス内にある自習室には、公認会計士の資格取得を目指して勉学に励む学生が日々集う。実直に勉学に取り組む先輩の背中を見て、後輩たちに高い志と前向きな姿勢がうまれ、夢の実現へとむすびついていく。

公認会計士を目指したきっかけをお聞かせください。

森 耀さん:高校時代に会計の勉強をしており、それを面白いと感じたのが全ての始まりです。会計はパズルに似ていて、一つだけの解を適切な箇所に当てはめていくというやり方なんです。数学のように論理的に解を導くタイプの勉強がもともと好きだったので、会計の勉強は自分に合っていました。

森 千晴さん:私は商業高校に通っており、高校1年生の頃からずっと商業科目の勉強をしていました。大学では、別の分野を学びたいと考えていましたが、受験当日、面接官であった経営学部の中田謙司教授に「簿記を学んでみないか」とお声がけいただき、今の道に進むことになったんです。先生は私に、公認会計士の現役合格を目指すのも夢ではないと進路のアドバイスをしてくださいました。その時はまだ決心がつかなかったのですが、入学後の基礎セミナーで先生と再会し、先輩方のいる自習室に誘っていただきました。いち受験生である私のことを覚えていてくださった先生のおかげで自分の進みたい道が決まり、現在に至ります。

森 耀さん:私たちのように会計ファイナンス学科で公認会計士現役合格を目指す学生にとって、中田教授の存在はとても大きいですね。

森 耀さん
森 千晴さん

中田教授の指導は具体的にはどういったものなのでしょうか?

森 耀さん:教えていただくというより、中田教授と一緒に私たちも勉強する、という言い方がしっくりきます。勉強は自分ひとりで取り組むことが多いので、先生からは会計士になるうえでどういう考えを持ち、どういう姿勢で取り組んだかといった、心構えを学びました。資格取得後の進路や体調管理法など幅広い面からのアドバイスもいただきましたし、「10秒あったら勉強しなさい」という言葉は私たち学生に鮮烈な印象を残しています。公認会計士現役合格を果たすのは並大抵ではない努力が必要で、常に勉強ファーストの精神を持たなくてはなりません。10秒あれば、先生の教え通りすぐに法律や会計の勘定科目の一問一答を友達と出し合っていました。

森 千晴さん:私も中田教授からさまざまなことを学んでいます。実際に公認会計士としてご活躍された経験のある先生のお話はいつも刺激的で、勉強の励みになります。また、先生だけでなく、先輩方にも日頃からたくさんお世話になっています。

先輩方はご自身にとってどういった存在でしょうか?

森 千晴さん:普段私たちは第4研究室棟にある自習室で勉強に取り組んでいるのですが、そこにはいつでも、日夜勉学に励む先輩方の姿があります。私もほぼ毎日この自習室に通い、勉強しています。自習室は家や図書館とはまた違い、同じ目標に向かい一所懸命に努力を重ねる先輩方がいらっしゃるので、良い意味でプレッシャーになるんです。自学自習が基本ですが、どうしても分からない部分がある時には先輩方に質問します。自分の勉強で忙しいはずなのに優しく丁寧に教えてくださる先輩方には、本当に感謝しています。

森 耀さん:毎年文字通り先輩の背中を見て育っていくのがこの自習室の伝統ですね。周りに仲間や先輩がいる環境で勉強することが、公認会計士合格者を輩出し続けられる秘訣なのかもしれません。私は現在4年次生で、一番先輩という立場です。もちろん自分の勉強に集中してはいますが、後輩が質問しやすい雰囲気作りは大事にしていて、フレンドリーに接したり、自分から話しかけたりするように努めています。試験の場数を踏むことで分かるノウハウもありますから、先輩としてできることは積極的に後輩にしてあげて、どんどんバトンを繋いでいきたいです。志を同じくする学生の集うこの自習室は、京都産業大学の何よりの宝と言っても過言ではないと思います。自習室はもちろん、中田教授の指導や夢に向かって共に頑張る仲間たちの存在は世界一だと私は思います。

これまで勉強してきて、一番ためになったと感じることは何ですか?

森 耀さん:自分に対する認識が大きく変わりました。自分の能力は、自分が己をどう思うかに依存すると思うのですが、自分はできる!と思うか、できないと思うかで能力は大きく変化します。実際のところ、ある程度の必要な勉強時間を満たせば、大学にしろ資格にしろ合格は誰でも可能なのです。それをやるかやらないかが合格不合格の分かれ目で、人それぞれのもとの素養に違いはありません。全ては自分の気の持ちよう次第です。公認会計士現役合格を果たし、自分もやればできるのだということを身に染みて実感しました。合格すると信じて努力するか、はじめから合格しないと諦めて勉強を投げ出すか。その岐路に立った時、自分は合格すると信じれば人は誰でも変われるのだと、勉強を通じて学びました。

毎日勉強を続けていて、大変なことはありませんか?

森 耀さん:ストレスが溜まることは多いですが、音楽を聴いたり、休憩をとったりして上手くリフレッシュしています。また、一日最低10時間の勉強を2年間継続することで、慣れて負荷に感じることが少なくなりましたね。もとから私は周りが気にならない性格なので、他の人が遊んでいても意に介さず勉強を続けていました。

森 千晴さん:まだまだ勉強を始めたばかりで、辛い、遊びたいと思うことは多々あります。しかし、先輩方の姿を見ると自分も努力しなければならないと感じますし、大学の4年間を何となく過ごして、時間を棒に振ることは決してしないようにと心に誓っています。自分の将来を考えた時に、勉強をしていればいくつもの選択肢が広がります。どの道に進む可能性も全部諦めたくないので、そのために全てを勉強につぎこみたいと思っています。


これからの目標を教えてください。

森 千晴さん:まず日商簿記1級と、公認会計士試験の短答試験に合格することです。正直、ハードな目標ではありますが、先輩も仰るように合格すると信じて勉強することが大事なので、気を引き締めて一層勉学に励みたいです。本気になってやれば必ず合格は掴めると思っています。

森 耀さん:7月末から半年間、アメリカのペンシルバニアで語学の勉強をします。その後、アメリカのダラスでインターンシップとして、会計士の仕事に従事します。この留学は、私自身が内定先において現在まで半年間パートタイムで働いて稼いだお金で賄うものです。将来は海外で公認会計士として働くことを視野に入れているので、仕事のベースとなる力と語学力を養うことが当面の目標ですね。アメリカは人種のサラダボウルと呼ばれる国ですので、他国の多様な価値観を学びたいです。また、障がい・ジェンダーといった問題にどう配慮しているのかも知りたいです。高校生の頃から海外で働くことへの願望があり、実際に海外でも仕事をされていた中田教授のお話を聞き、より具体的な夢になりました。今は公認会計士試験に合格した、ただそれだけ。やっと夢のスタートラインに立てたという感じなので、これからも不断の努力を忘れず精進したいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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