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起業アジアの教育

ラオスに建てた小学校の生徒たちを、卒業まで支えたい

  • (株)菊岡夫婦社 取締役
    菊岡 美紀さん

2009年にタイの食堂を再現した料理店「パクチー」を開店。 現在は京都市内で同店の3店舗を経営しながら、ラオスでの教育支援に携わる。

アジアの教育支援に携わりたいと考えたきっかけは?

世界で目にした貧困の現状に、ガツン!と衝撃を受けたんです。

約20年前に夫婦で世界一周旅行をした時、発展途上国の多くで、想像以上に厳しい貧困の現状を目の当たりにしました。特に、学校に行けない子どもたちの多さは、私にとって大きな衝撃でしたね。「子どもたちのために、何か行動したい」と、旅行中も帰国後も、「私たちだからこそできる支援」を夫と考えました。そして何度も話し合った結果、経済的に豊かな日本でお金を稼ぎ、アジアの貧しい国に小学校を建設しようと決めたんです。努力次第で収入の伸びが見込めることから起業も決意。私のタイ留学の経験と、夫の食品製造などでの職務経験を生かしタイ料理店を開きました。市場調査から価格帯は低めに設定し、タイから麺屋台などの調度品を輸入するなどで本場の雰囲気を追求。努力が実を結び、ついに2015 年にタイの隣国、ラオスで小学校を建設することができました。

菊岡さんが今後、挑戦したいことを教えてください!

ラオスに建てた小学校の生徒たちを、卒業まで支えたいです。

20年越しの想いをようやく形にできたところですが、今後はさらに、小学校へ入学した生徒たちが継続して通学できる環境作りを目指しています。実は、私た ちが小学校を建てたのはラオス南部の少数民族の村。村人は公用語のラオス語と異なる独自の言語を使っている上、その言語が文字を持たないため、教科書を 使った学習ができない…という特殊な環境にあるのです。生徒たちの将来を考えれば、ラオス語で教育を受けることが望ましいのですが、村の言語環境から言え ばとても大変なことです。卒業まで学習が継続できるように、奨学金で学びやすい環境を作れば良いのか?文字を持たない生徒たちでも学べる教科書を作れば良 いのか? と、日本にいる私たちがさらにお役に立てる方法を模索している最中です。もちろん経営者としての責任もありますから、一緒に頑張ってくれる社員の幸せのた めにも会社の継続を第一とした上で、今後も教育支援を続けたいですね。

※掲載内容は取材当時のものです。

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