京都検定1級合格者が京都の魅力を研究
日本文化研究所特別客員研究員が研究成果発表

 京都産業大学日本文化研究所の特別客員研究員として、研究を進めてきた「京都・観光文化検定試験(以下、京都検定)」1級合格者が、4月26日(土)、研究の成果を発表します。

 京都産業大学では、京都商工会議所と協力し、京都の活性化に貢献するため、2006年から京都検定1級合格者を、本学日本文化研究所の特別客員研究員として迎えています。

 2013年度は、第8期特別客員研究員17人が、京都の文化や歴史などさまざまなテーマで研究を進めてまいりました。今回は16人が、研究の成果を報告書としてまとめ、発表します。発表内容は、「広隆寺『木造聖徳太子立像』の謎」や「川端康成の作品がもたらした京都の観光地としてのブーム(「古都」を中心に)」「京都が漫画・アニメの発祥の地と成り得たのはなぜか〜鳥獣人物戯画から見えるもの〜」などです。

 また、同日第1部として京都検定1級合格者を対象に平成26年度特別客員研究員募集の説明会も開催いたします。

日時 2014年4月26日(土)
10:00〜10:20 第1部 平成26年度特別客員研究員募集説明会
10:25〜15:55 第2部 平成25年度特別客員研究員研究成果発表会
場所 京都産業大学 図書館ホール (住所:京都市北区上賀茂本山)
交通アクセス
参加申込 氏名・住所・電話番号をご記入のうえ、FAX(075-705-1966)でお申込ください。
京都産業大学研究機構 日本文化研究所 研究成果発表会係 宛
[4月23日(水)必着]
聴講無料
※定員(150名)になり次第締切

発表テーマ

山村啓士 京都が漫画・アニメの発祥の地と成り得たのはなぜか 〜鳥獣人物戯画から見えるもの〜
脇美津雄 「門跡」の意義・役割とその盛衰・変遷を明らかにすること
田代美智代 広隆寺「木造聖徳太子立像」の謎
丸山廣司 伏見人形と鶴幸右衛門
山本英二 高瀬舟を観光船とする為の基礎調査・研究
寺山直次 京都経済の変遷 〜京都近代化政策の象徴「琵琶湖疏水事業」について〜
鳥海俊明 天龍寺庭園の滝石組に対する私見
谷口泰朗 「山国隊」と「弓箭組」〜山村における明治維新の一考察〜 山国隊血盟書はなぜ作成されたのか
澤井博 祗園祭の山鉾の懸装品の織物について
奥村恵子 川端康成の作品がもたらした京都の観光地としてのブーム (「古都」を中心に)
中本悟 継体天皇の存在について
下口博子 月読神社と隼人舞
高畑好子 明治改暦についての一考察〜京の人々に与えた影響〜
掛川夕希枝 向日市・洛西の竹林、竹の魅力と可能性について
井坂正富 京都の「仕出し屋、仕出し文化」について 〜京都の町衆は仕出しを食べていたのか〜
榊原貴子 消された織部―キリシタンを巡る朝幕間の緊張を考える―
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