硬式野球部 関西六大学春季リーグ優勝!(9度目)全日本選手権大会出場決定!

優勝を決め、マウンドで喜ぶ選手たち

胴上げされる勝村法彦監督

スタンドも優勝に沸いた

 5月21日、大阪南港中央野球場で関西六大学春季リーグ最終戦が行われ、龍谷大学に4対2で勝利し、全チームから勝ち点をあげる完全優勝で、二期連続9度目の優勝を果たした。この優勝により、6月10日から神宮球場・東京ドームで開催される第62回全日本大学野球選手権大会に、関西六大学野球連盟代表として出場することが決定した。全日本選手権出場は、現在オリックス・バファローズで活躍中の平野投手を擁して出場した2005年以来、8年ぶりとなる。

 優勝をかけた大切な一戦の先発を任されたのは、今シーズン最多の7勝を挙げている岩橋 慶侍(経営・4年次)。優勝を意識したからか初回に1点を失い、2回以降も毎回得点圏に走者を背負う苦しいピッチングが続いた。それでも「最小失点で粘りの投球を続ければ、今年のチームは必ず逆転してくれる」と力投を続けた。3回まで無安打に抑えられていた打線は、4回、5回と続けてチャンスを作ったもののあと一歩のところで得点を奪えず、5回を終わって0対1と龍谷大学にリードを許す展開となった。

 後半戦に入り、岩橋は5回に続き6回も龍谷打線を三者凡退に抑え、チームに流れを引き寄せるピッチングを披露。岩橋の好投に応えたい打線は、6回、2番曽我部 智仁(法・2年次)を一塁に置いて、3番小南 憲吾(経済・2年次)のエンドランが見事に決まり1塁・3塁のチャンスを作ると、5番岩永 幸大(経営・2年次)、6番藤原 隆蒔(法・1年次)の連続タイムリーで逆転した。その後、3年間岩橋とバッテリーを組む8番山崎 勇樹(法・3年次)が2点タイムリーを放ち、4対1と龍谷大学を引き離した。

 先発の岩橋は、7回以降、内野ゴロの間に1点を失うものの安定した投球を続け、最終回のマウンドに立った。最後のバッターを内野ゴロダブルプレーに仕留め、ゲームセットを迎えた瞬間、ベンチから控え選手も飛び出し、選手全員がマウンドの岩橋のもとに駆け寄り、優勝を喜んだ。また、観客席からは、優勝を祝福する色とりどりの紙テープが投げ込まれ、歓喜に包まれた。

 勝村 法彦監督は、「リーグ戦を迎えるにあたって、まだまだ強くなれるチームだから、リーグ戦を戦っていく中で成長して行こうと話していた。厳しい日程の中でも気持ちを切らさず、集中して練習してきた成果が、今日の試合でも粘りとなって表れ、逆転勝利に結びついた」と、選手が一丸となって掴み取った優勝に目を細めた。

 −第62回全日本大学野球選手権大会− ※2回戦から出場

  日時 :6月13日(木)14:00〜

  場所 :東京ドーム

  対戦相手 :首都大学野球連盟代表 対 中国地区野球連盟代表の勝者

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