1. トップページ
  2. 専門人材の育成
  3. 平成28年度産学協働教育における「専門人材育成研修会(実践編)」を開催しました。 

平成28年度産学協働教育における「専門人材育成研修会(実践編)」を開催しました。 

12月9日(金)平成28年度産学協働教育における「専門人材育成研修会(実践編)」が京都産業大学むすびわざ館にて開催されました。当日は、関西圏に限らず、九州、中四国、関東、東北からもインターンシップ等産学協働教育プログラムの運営を担う教職員12名の参加がありました。

冒頭、主催の産学協働人材育成コンソーシアム代表松高より、研修会の目的・趣旨説明等がなされました。研修会は午前と午後、終日を通して行われ、午前中は参加者の自己紹介が行われた後、2グループに分かれて各自が実践している事例を共有し、それに対するフィードバックを行いました。その中で、「各大学の実践事例を聞くことで、自大学の改善に活かせる部分があった。」等の意見が聞かれました。午後は、産学協働教育をより効果的に実践していくための、「企業での実習、事前・事後学習及び支援、教育評価」等について、各グループに分かれてディスカッションを行いました。ディスカッションでは、学生・企業双方が主体的に取り組む関係性が構築されているか、目標設定・マインドセット・スキル研修等の事前学習の時期・内容・頻度は適切か、といった熱のこもった議論が展開されました。振り返りでは、「自分の組織に何が不足しているか、必要なのか、実践的なところから考えることができた。」、「講師からのレクチャーに加えて、グループディスカッションの時間を十分に設定いただいたことで、じっくりと議論が出来、課題や実践で活かせることが見えてきた。」等の感想をいただきました。アンケートでは回答者の100%が、本研修会に参加して“大変良かった”または“良かった”と回答され、大変盛況の内に終了しました。

 

産学協働教育における「専門人材研修会(実践編)」を開催 「参加者募集」

産学協働教育における「専門人材研修会(実践編)」を開催いたします。
これまで、京都産業大学・新潟大学・成城大学・福岡工業大学の4大学では、文部科学省平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」-産学協働による主体的学修の確立と中核的・中堅職業人の育成-採択以降、4大学のこれまで培ってきた産学協働教育に関する知見・実績を共有、融合させることで、我が国に適応した産学協働教育の質的向上を努めて参りました。
その成果の一つとして、産学協働教育における「専門人材研修会」のプログラムを構築しました。
このたび、他大学からご参加の教職員様にその蓄積したノウハウを共有し、さらに実践的な教育現場においての専門人材育成につなげていきます。

【産学協働教育における専門人材の必要性】

現在、文部科学省「インターンシップの推進等に関する調査研究協力者会議」においても、インターンシップを中心とする産学協働教育に関わる専門人材の重要性が議論されています。
海外には産学協働教育に携わる専門人材が存在しますが、我が国には、このような専門人材は、ほぼ存在していません。その結果、産学協働教育プログラムが、十分な教育効果を発揮できない一因となっています。
この問題を解消するためには、教育効果の高いプログラムを運営できる専門人材の育成が急務となっています。

平成28年度「専門人材研修会(実践編)」

開催日時

平成28年年12月9日(金)10:00~17:00

場所

京都産業大学 むすびわざ館 3階3B教室
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/access.html
 ※神山キャンパスとは異なります。

対象

大学教職員
<参加条件>
これまで、インターンシップ等の産学連携教育プログラムを担当していた方、または、将来的に専門人材と
して活躍が期待される教職員。

プログラム

<特徴>
大学の外部人材(NPO職員、キャリアコンサルタント等)を対象とした研修は既に行われており、その主眼は、学生と企業とのマッチングに置いているケースが多いようです。
本研修は、大学の外部人材ではなく、大学の内部人材(教職員)を対象としていることが大きな特徴です。教育プログラムとして、教育効果の高い実施運営を目指すのであれば、それを担う大学教職員の専門性を高めることは不可欠です。本研修では、その点を主たる狙いとしています。

<内容>
「専門人材育成研修会」は「基礎編」と「実践編」から構成されています。「基礎編」研修会では、大学教育におけるインターンシップの意義、教育効果の高いインターンシップの設計と実施、専門人材の役割と機能等について、ワークショップを中心に基本的な理解を深めました。
「実践編」研修会では、基礎編での理解をベースとして、参加者が所属する大学で実施をしている取組事例を持ち寄り、相互にフィードバックをすることにより、教育効果の高い実践に繋げるグループワークを中心に行います。

<主な相互フィードバックの観点>

  • 教育的効果の高いプログラムの設計・実施および継続的改善
  • 事前学習と目標設定
  • 事後学習と学生の評価・振り返り
  • プログラム全体の評価・振り返り
  • 企業との協働関係構築とプロジェクトの設計
  • 評価に基づく継続的改善の実施
  • 専門人材を中心とした実施・運営体制

講師

  • 松高 政  京都産業大学 経営学部准教授/産学協働人材育成コンソーシアム 代表
  • 番野 智行 株式会社番野企画事務所 代表取締役
<講師略歴>
松高 政 氏
教育サービス系企業において、大学におけるキャリア教育に関する調査研究、企画開発に携わり、2007年4月より現職。現在の研究テーマは、学校から職業への移行、若年層のキャリア形成・職業能力開発、産学協働教育。京都産業大学においてキャリア形成支援科目を中心的に担うとともに、産学協働教育のプログラム化・推進を図っている。
経済産業省「教育的効果の高いインターンシップの普及に関する調査委員会」委員(平成24年4月~平成26年3月)。
現在、文部科学省「インターンシップの推進等に関する調査研究協力者会議」委員。
番野 智行 氏
大学卒業後、NPO法人ETIC.にて、大学生を対象とした長期実践型イン ターンシップの普及に取り組む。
その後、コンサルティング会社勤務を経て平成22年に独立。大学や企業、NPO等を対象に、人材育成プログラムの開発・運用支援ほかコンサルティング業務に従事する。
平成24年には、経済産業省「産学連携によるインターンシップのあり方による調査」(NPO法人ETIC.受託)において主任研究員を担当。
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ コーチ(CPCC)。東京大学法学部卒業。

定員

30名

参加費

無料

申込方法

事前申込制
※以下の問い合わせアドレスより、件名を「12/9専門人材研修会 参加」とし、本文に、ご氏名、ご所属(部署、役職)、連絡先(E-mail、電話)をお知らせいただき、お申し込みください。
折り返し、登録シートをメールにて送らせていただきます。

申込期限

12月6日(火)17:00まで

主催

産学協働人材育成コンソーシアム /project/jcen/

問い合わせ

E-mail:career-daigakukan-renkei@star.kyoto-su.ac.jp
TEL:075-705-3184 担当:富山、塚本、山本

その他

昼食については、会場1階のカフェをご利用いただくか、各自でご準備ください。
近隣には、飲食店、コンビニはございません。

月別アーカイブ