洛中遊並井加茂競馬絵巻
年代 元禄7年(1694)
作者 伝西川宇右衛門画
サイズ 27.5×724 紙本淡彩
   (28×855)
京の町屋から郊外の風景までが題材として取られている。五月の節句の 幟・飾りが見え、端午の節句の行事を描いたもののようである。
最後のところで上賀茂神社の競馬神事を描く。乗尻左方が先頭を行き、右方が落馬する様子をとらえており、微妙な動きが表現されている。
奥書から、賀茂祭行列が復興した元禄七年に描いたとされる、宇右衛門は西川祐信の通称名であるが、筆致は異なり、他に祐信を作者とする確証がない。