「地元で、一人ひとりに向き合える教師になる。」経営学部 3年次 松本 瑞季さん

「地元で、一人ひとりに向き合える教師になる。」経営学部 経営学科 3年次 松本 瑞季さん

中学生のとき、一人ひとりに親身に向き合ってくれる社会の先生がいました。 高校生のときには、心が折れそうなときに助けてくれた剣道の顧問がいました。

私はこれまでの人生の中で、たくさんの素敵な先生との出会いに恵まれてきました。 その時から、私の夢は教師になることです。これまでお世話になってきた地元の高知で、教師になりたいと思っています。

大学で京都に来たのは、一度は県外へ出て色んなことを経験してみたかったから。剣道部の遠征でもよく来ていた京都を選び、充実した日々を送っています。

学部の授業のほかに、「教職ゼミナール」といった教職課程科目も履修し、教師になるための専門的で実践的な授業を受けています。プレゼンテーションの練習や大きな教育機関への見学など、これまで経験したことのないようなことばかりで、自身の幅が広がっているなと感じています。将来についての相談ができたり、切磋琢磨できる仲間がつくれたのも、この教職ゼミに入って良かったことです。

夢に向けた活動としては、大学近くにある小学校へのボランティアにも行っています。 自身が代表を務める地方創生の団体「みらい発信局おむすび」のつながりから小学校を紹介していただき、週に一度授業のお手伝いをしたりしながら、児童と触れ合っています。

この小学校でのボランティアでは本当に素敵な経験をさせていただいています。昨年は宿泊研修にも同行させてもらい、3日間児童と過ごしました。ボランティアとはいえ、教師という立場で過ごす3日間は、想像していたものをはるかに超えて、とても大変な時間でした。自分が生徒として参加するのとは全く違う経験でした。心身ともにずっと緊張しているし、児童の安全を確保しなきゃいけないし、前に出て歌ったり話したりする機会もあって、楽しむことは二の次でした。ですが、この研修を通してひとつ、とても素敵なことに気付きました。

それは、先生目線に立つことで、ご家族の見えないところでの児童の成長を目の当たりにできることです。宿泊研修の3日間を通して、児童は自立心や協調性を身につけ、とても成長しました。そんな姿を見ることができて本当に感動し、教師とは本当に素敵な仕事だなと実感した経験でした。

今は中学校教諭と小学校教諭の両方の免許を取るために他大学の通信プログラムも受講しています。教師をしながら剣道の顧問もできたらいいなぁと想像しながら、剣道サークルに入り、剣道も続けています。大学生活、まだまだたくさんのことを経験したいです。たくさんのことを学び、将来教師になったときに生徒たちに伝え、寄り添い、私も誰かの夢になれるような、夢を与えられるような、そんな教師になりたいです。

松本 瑞季


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