文化学部　国際文化学科　田中 敦美さん

留学種別：短期語学実習
留学先：ニュージーランド・マセイ大学
留学時の学年：2年次
留学期間：2011年2月〜3月

　「1日の中に四季がある」ニュージーランドの一日の気温を表す言葉です。出国前にガイドブックでこの言葉を知り、面白いなあと思いました。私たちが滞在していた期間、現地は夏だったのですが、日中をのぞき朝と夜は夏とは思えないような肌寒さでした。それにも関わらず、薄着で出歩くキーウィ（ニュージーランド人）たちには驚きました。

　私は、語学の修得だけでなく、入学後の文化学部での学びをきっかけに、異文化を直接肌で感じたいと思うようになり今回の留学を希望しました。現地の学校では、英語の習得と共に、ニュージーランドの持つ特有の文化や歴史を日本と比較しながら学びました。やはり現地での学びは、自分の生活に密着していることもあり、とても楽しかったです。ニュージーランドは新しい国なので他国と比べ歴史は浅いですが、授業を通し知識が増えるにつれ、その国の魅力にひきこまれて行きました。同時に、日本の文化を以前よりも誇りに思うようになりました。それは日本に居ては気付けなかったことだと思います。

　慣れない土地での生活は、“日本ではこうなのに！”と歯がゆさを感じる場面が多々あります。私は普段の生活に躓いた時こそ、異文化を発見する最適のチャンスだと前向きに考えるようにしました。ステイ先では伝えたいことがすぐに言葉にならず悔しい思いをしたこともありましたが、ホストファミリーは嫌な顔一つせず私の言葉を最後まで聞いてくれました。「私だって日本語は上手に話せないのだから、気にしなくていいよ。」と言われ、リラックスして会話出来るようになったことを覚えています。私はホストマザーともっと英語の勉強をしてまた会いに来ると約束しました。留学を通して出会えた友人や現地の人々との繋がりは、私の人生における財産だと思います。もし留学にいくことが不安で迷っている人がいるなら、思い切って行くことをオススメします。ニュージーランドでの滞在は、毎日が新鮮で楽しく、これまでの自分にとって確実にプラスになったと思える貴重な時間でした。

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