中国・蘇州大学

外国語学部 中国語学科 山本菜美子さん

留学種別:交換留学
留学先:中国・蘇州大学
留学時の学年:3年次
留学期間:2010年3月〜2011年1月
留学アドバイザー:外国語学部 矢放昭文教授
出身高校:島根県立出雲高等学校
現在の語学スコア:新HSK5級

留学のきっかけ

   高校時代に中国の食品問題に不信感を抱いたと同時に、一体どんな国なのか自分で実際に行って知りたいと思い興味を持ったことがきっかけです。大学2年次で夏季短期留学に参加し、初めての中国と本場の中国語に触れることができ、さらに本格的に中国語・文化を学びたいと強く思い、留学を決意しました。

留学生活全般、留学で得たもの

仲良しの韓国人

蘇州名物「松鼠桂魚」(魚嫌いの子も大好きでした!)

上海上灘の夜景

   約1年間の蘇州での生活を通して、考え方の幅がとても広がりました。留学当初は、私は中国語を勉強しに来たのだから日本人と極力関わらないようにしようと意気込んでいました。しかし語学力も低く上手くコミュニケーションが図れず、一人で思い悩みました。そんな時、ある先輩の「頼っていいんだよ」という言葉に救われ、自立し挑戦することも大事だけど助け合うことも同じくらい大切なことだと気づかされました。どこの国の人と仲良くしていようと、中国語を話す機会を作るのは自分次第です。それからは日本人との交友関係を通して中国人を含む外国人と仲良くなる機会もたくさんあり、何事にも積極的に参加しました。

 私が留学生活で特に力を入れたことが2つあります。1つ目は大好きな「旅行と食」です。暇があればすぐに旅行に出かけ、海南島や青島、西安などたくさんの都市に遊びに行き、現地の人との交流や未知の食べ物に挑戦したことも非常に良い思い出です。特に青島は印象的で、ホテルの予約ができておらず、急遽国籍・年齢・性別ばらばらの7人合い部屋に宿泊しました。非常に衝撃的な出来事でしたが、特産の青島ビールと海鮮を楽しみながら現地の人や旅行客と交流することができたので大満足でした。そして2つ目は「中国語」です。留学当初、話すことはもちろん文章を書くことも得意ではなかったので、毎日中国語日記を書き先生に添削してもらいました。こつこつと続け少しずつですが成果が出始め、学期末には成績最優秀者賞を受賞することができました。

   1年間は長いようであっという間です。どんなことでも良いので目標のために失敗を恐れず挑戦してください。もし失敗しても、後々必ず自分の力になります。

   最後に、寮生活では多くの学生達と生活をともにするので価値観の違いを感じることもありました。しかし、自分の考えと異なるものを否定するのではなく、「そんな考え方もあるんだ!」という風に興味を持って吸収していくことで、視野が大きく広がるとことに気づきました。意見が食い違うこともあるけど、それが面白い!そんな風に考えていました。学校では様々な国から来たクラスメイトたちとの交流が楽しく、寮に戻っても恋愛相談に乗ったりなど夜遅くまで話し込んだりすることもよくありました。国籍関係なく互いにありのままで接することができ、この1年でできた親友たちは私の一生ものの財産です。

   留学に行こうか迷っている方は、是非留学に挑戦してみてください。こんな機会は今しかないと思います。海外で様々な経験をしたり、日本を外から見たりすることで、得られるものはたくさんあると思います。

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