ニュージーランド・マセイ大学

文化学部 国際文化学科 北村 真子さん

留学種別:春季短期語学実習
留学先:ニュージーランド・マセイ大学
留学時の学年:3年次
留学期間:2010年2月〜3月

羊と一緒

羊と一緒

 私がこのプログラムに参加したきっかけは友人に誘ってもらったからでした。引率者を伴わない「自立型」というシステムに惹かれ、将来の進路を決める上で、自己発見をする良い機会だと思い参加を決めました。留学の目的は語学力の向上と国際交流です。異文化を知り、相手に日本の文化を伝えることで、新たな見方や考え方を学べばと思いました。

 授業の方法は、先生が進む方向を指し示し、そのことについて皆でディスカッションを行う生徒中心の授業でした。最初は自分の答えに自信がなく緊張しましたが、徐々に発言することにも慣れ、自分の意見を相手に伝えることの大切さと楽しさを学びました。授業の内容はニュージーランドの文化や歴史、ライフスタイルについてです。特に私が興味を持ったのはマオリ文化についてです。マオリの文化は言語や考え方も他の文化と異なり、男女で異なるという考え方は、昔の日本の文化に似ているように感じました。他にもホームステイ中に使える英語のフレーズやゲームなど、実際に現地の人たちと会話をする時などに役立ちました。課外活動はどれも初めての経験で、とても刺激的でした。積極的に参加することで、実際に体験するのと見ているだけとは大きく異なるということを知り、一回り大きくなったように感じます。

 滞在先はマレーシアンのお宅でした。マレーシアについて全く知らなかったので、文化や食生活など新しい発見が毎日あり、とても楽しく過ごせました。気さくで親切な方ばかりで、本当の家族のように接してくれ、とても嬉しく思いました。パーティーが大好きなお宅で、週に3回はどこかにお食事に連れていってもらいました。そのおかげで、様々な国の人と交流することができ、英語が母国語ではない国の人がたくさんいるということに気づきました。ホストファミリーは私のつたない英語を真剣に聞いて、時にはより良い単語に言い換えてくれるなど、私の語学が少しでも向上したらと考えてくれていることを知り、感動しました。こんなに素晴らしい家族に出会えてとても幸せだと思いました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 このプログラムを通して学んだことは、コミュニケーションの大切さと向上心を持ち続けるということです。留学中は多くの人たちに会い、様々なことを学びました。中には英語を母国語としない外国人の方もたくさんいて、その方々と会話をするときはお互いに少しでも理解しようと、言葉を言い換えたり、ジェスチャーをつけたりと、上手く伝わらないからこそコミュニケーションを取ろうと相手の気持ちに寄り添って親切にできるのだと思いました。相手のことを知ろうと思ったその時がコミュニケーションの始まりなのだと思いました。この留学を通して、もっと語学力があればと強く感じる機会が何度もありました。もっと勉強したい、もっと英語を話したいと思いました。最後の別れの時にホストファミリーの方が「この留学は一つのステップだから、より成長したあなたに会うのを楽しみにしている」と言ってくれたので、これからも勉学に励み、成長してまた会いに行きたいと思います。

  • 小学校訪問

    小学校訪問

  • ホストマザーと

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  • 卒業式

    卒業式

  • ホームパーティー

    ホームパーティー

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