中国・蘇州大学(交換)

外国語学部 中国語学科 上田 大貴さん

留学種別:交換留学
留学先:中国・蘇州大学
留学期間:2013年9月〜2014年7月
担当留学アドバイザー:森博達教授
出身高校:島根県立平田高等学校

留学のきっかけ

 私は元々中国で留学したいと思い現在の学部と学科を専攻しました。語学力の向上と現地の文化、習慣、思想などに直に触れたいという目的で選考に応募しました。

留学生活全般

 蘇州には日本人をはじめとする多くの外国人が在住しています。外国人だからといって差別をされることは私が過ごした期間ではほとんどありませんでした。上海などの大都市と比べると街の雰囲気は落ち着いていて、生活面においても特に支障はありませんでした。
 日本のメディアの報道では大気汚染が懸念されていましたが、中国に留学する以上はその点は割り切る以外に方法はないと思います。北の地域に比べると蘇州は影響が少ないのは確かです。
 食事面では非常に制限を受けます。中国の料理は地域により特色がありますが、基本的には大量の油を使い調理されます。生野菜を食べる習慣もないので、体の健康を考える上で苦労しました。私は、昼は食堂で食べて夜は外に出かけて韓国料理や日本料理を食べるなどして工夫をしました。
 授業は午前に文法と会話の授業が1コマずつあります。クラスは1班から6班までレベル分けされており、1班と2班が初級、3班と4班が中級、5班と6班が上級というものです。午後は選択授業が1コマですが参加は自由です。文法の補充やリスニングの練習に適していると思います。

留学したことで得たもの

 中国での生活を通して日本での生活がいかに恵まれたものかということを実感しました。
 また、大学では朝早くから夜遅くまで多くの学生が図書館で勉強をしていました。格差社会の中国では、将来安定した職に就くために学生は皆必死で勉強します。自分も彼らを見習い、少しの時間も無駄にしないように残りの学生生活を過ごさなければならないと思いました。
 学生と話をして日本のことを聞かれた時に、自分も日本についてわからないことが多いことに気付きました。それから日中の歴史や政治について話をした時に、自分の意見を上手く伝えることができずにもどかしい思いをしたので、幅広い知見と教養を身に着けると同時に、中国語のボキャブラリーを増やすことが大切だと実感しました。

これから留学される方へのメッセージ

 留学をしたからといって語学力が上達するわけではありません。大事なことは自分から行動を起こすことです。外国での生活を通して自分の可能性を切り拓いていってください。

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