イギリス・ケント大学

外国語学部 英米学科 丸岡 麻衣さん

留学種別:交換留学
留学先:イギリス・ケント大学
留学時の年次:3年次
留学期間:2013年4月〜12月
留学アドバイザー:ギリス・フルタカ・アマンダ准教授
出身高校:香川県立土庄高等学校

留学のきっかけ

 もともと海外留学に対して憧れはあったのですが、きっかけとなったのは私が所属していたESS部での活動です。週末に京都の寺社を訪れる外国人観光客を案内するという活動があったのですが、彼らと会話していく中で異文化に対しての興味がわき留学に対して考えるようになりました。しかしそれまで海外に行ったことがなかったので、自分の気持ちを確かめるためにまず一か月間の短期語学実習でニュージーランドへ行きました。帰国後思ったのが自分の英語力のなさです。ホストファミリーとあまり会話ができずとても悔しい思いをしました。また一か月ではその国の文化に触れるには短すぎると感じたので、リベンジの意味も込めて長期留学を決意しました。

留学生活全般

 私の留学した大学は留学生の受け入れが多く、様々な国籍の人と出会う機会がありました。彼らと会話する中で自分の想像していたその国のイメージと彼らが話す母国で食い違いがあり、とても興味深かったです。またイギリスは移民国家なので、国際色豊かでした。

 授業についいてですが、前半と後半の二つに分かれていました。最初のセメスターでは、後半のセメスターに向けて必要な知識と英語について学んでいました。クラス全体の割合としてほとんどがアジアからきた留学生でした。そのなかでも日本人の割合も多く最初は戸惑いましたが、できるだけ他の国籍の人と接するようにしていました。しかし、気分的に落ち込んだ時は同じ痛みを分かち合っている日本人の支えがとても心強かったです。他の留学生は私よりも話せて積極的に授業内でも発言していました。彼らに負けたくないと思いたとえ単語一言でも発言するように心がけました。後半のセメスターでは現地の大学生と同じ授業が取れましたが、前半のセメスターと違い英語のスピードは速く課題も多かったので想像以上の辛さでした。またホームシックの時期と課題の提出期間が重なり精神的にもかなり追い込まれた時期があり、一時はすべて投げ出していまいそうになりました。それでも最後まで成し遂げられたのは家族や友達の支えがあったからで彼らにはとても感謝しています。

 授業外では、大学が主催するイベントや後半のセメスターからサークルに入ることができたのでそのイベントなど参加できるものには参加しました。またLanguage Exchangeというプログラムがあり、日本語を学んでいる留学生に日本語を教えてあげたりしました。日本語を学んでいる人や日本の文化、特にアニメなどに興味をもっている人とかかわることが多く、日本に興味を持ってくれることがとても嬉しくまた自分が日本人であることに誇りを持つことができました。ただ私自身日本のことについて知らないことが多いことに気づき時々答えられない質問があり恥ずかしい思いをしました。他国の文化に興味を持つ前に自国の文化にももっと関心を持つようにしようと留学中に思いました。

留学したことで学んだこと

 この留学で学んだことは多くありますが、日本に対して誇りを持つことができたということが今回の留学で得た大きな成果だと思っています。特に一つ一つの物の品質の良さや細やかさに帰国後気が付きました。また、日本という国は本当に発展しているのだと改めて実感しました。日本はGDPが世界で第3位であるというのをよく耳にしていましたが、それがどれほどのものか今回の留学で体感できたと思います。食べ物に関しても留学前は深く考えたことはありませんでしたが、帰国後に食べたご飯のおいしさには感動しました。矛盾を感じるかもしれませんが、留学に行ったことで私は日本がとても好きになりました。今後は日本について世界に発信していけるような存在になりたいと思っています。

これから留学される方へのメッセージ

 留学は楽しいことだけでなく苦しいこともあると思いますが、それを乗り越えれば大きく自分にプラスになると思います。周りに怖気づかずにどんどん自分をアピールしてもらいたいと思います。そして悔いのないようにめいっぱい楽しんでください。

 最後に今回の留学でたくさんの人に助けられました。家族や友達、留学アドバイザーのアマンダ先生や国際交流センターのスタッフの人たちなど本当にお世話になりました。

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