私費留学生体験談 モーモーナインさん

学部・学科:経営学部・経営学科
入学年度:2007年
氏名:MOE MOE NAING(モーモーナイン)さん
出身国:ミャンマー

 
 

日本留学と大学生活

 私は最初に日本に興味を持ったきっかけは、小学生の時にミャンマーのテレビ局が放映した日本のテレビドラマ「おしん」を見たことがきっかけです。幼い私は、不幸や困難に負けずに健気に精一杯生きるおしんや彼女を取り巻く人々の姿に感動し、毎回のように涙を流しました。そしていつの間にか日本と日本人が大好きになっていました。

 そして高校生になり、歴史の時間に、第二次世界大戦後、日本が驚異的な経済発展を遂げたことを知りました。その時、私は日本がそのような奇跡を起こせたのは、その陰に無数のおしんのような人たちの頑張りや優しさがあったことを直感しました。その時から、私は、そのような人たちと一緒に生活し、日本人の持つ優れた文化や習慣を学びたいと強く思うようになったのです。

 私はミャンマーのマンダレー外国語大学で日本語を専攻し、卒業してから来日しました。最初は白鳳女子短期大学に入学し、総合人間学科、日本語・日本文化コースで改めて日本語を一年間学び、2年目には日本語教師養成クラスで指導法や、教授法などを習いました。その後、学校の推薦を受け、京都産業大学に編入し、経営学を専攻しました。

京都産業大学を選んだ理由は、一番目は私費留学生のためにいろいろ考えてくださっているところでした。そして、大学のことをネットで検索し、もっと学校のことを知るため、オープンキャンパスに行きました。その時、一番印象に残っているのは京都産業大学の学生たちの明るい笑顔と、大学の環境でした。学生たちの明るい笑顔に感心し、この学校に入ったら、自分も明るく元気に頑張れそうと思いました。それに、大学は非常に勉強に適した環境があって、この学校に進学することに決意しました。大学に入るには簡単なことではなく、そのために留学生は日本語能力試験と、日本語留学試験を受けておくことが必要になっています。なぜなら、授業は全部一般の日本人学生と共に受けることになるため、一定の日本語能力がないと授業についていけないからです。できたら、日本語能力試験1級を取得しておく方がよいと聞き、短期大学にいた時から、日本語能力試験1級を取得するため、毎日、日本語の勉強をし、合格することができました。

 京都産業大学に入学後、編入で3回生に入ったため、勉強についていけないのが怖かったし、不安でした。そこで、私費留学生のために財団法人ロータリー米山記念奨学会からロータリー米山奨学生募集があり、応募しました。ロータリー米山記念奨学会は勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する、事業規模と採用数において民間最大の奨学団体です。最初は申込書や、研究計画書、小論文などの書類を出し、応募しました。そして、面接があって指導先生や、国際交流センターの先生たちのアドバイスを受けました。おかげさまで合格することができ、ロータリー米山の正規奨学生となりました。

 ロータリー米山記念奨学会は他の奨学会とは違い、世話クラブ・カウンセラー制度があります。ロータリー・クラブの内1クラブが自分の世話クラブになり、カウンセラーが決まります。奨学生は奨学金をもらうために月に1回世話クラブの例会に出席し、そして、カウンセラーやロータリアンとの心のふれあいを通して国際交流をし、理解しあいながら、ロータリーの奉仕の心を学ぶことができます。カウンセラーは奨学生の個人的ケアにあたるアドバイザー的存在で、何でも相談にのってくださったり、世話クラブで多くのロータリアンと交流を深める機会を作ってくださったりします。そして、普段自分の世話クラブに短いスピーチをしたりしますが、10月になると、世話クラブや、他のクラブにも行って、スピーチをしたり、交流を深めたりして、文化交流や経験を積むことができます。

 幸運ながら、奨学金がいただけるようになり、勉強に集中することができました。それだけではなく、卒業後や、将来のことを考えることができました。卒業後、私は大阪大学言語文化研究科・言語社会専攻に研究生として入るつもりです。そして、大学院に進学します。京都産業大学で経営学を学ぶ際にも、日本語の難しさを改めて感じ、卒業後は日本語とビルマ語の研究をしたいと強く思いました。ミャンマーで日本語を勉強した時は現地の先生にビルマ語の説明によって習いました。ビルマ語と日本語で書かれている教材や、本はなかったです。そこで日本語を学んでいるミャンマー人、あるいはビルマ語を学んでいる日本人、日本語を手段として日本の技術や、勉学をしているミャンマー人のために、円滑で効果的な教育と、習得上の困難を取り払える参考書になるための研究を目指したいと思います。

 私は京都産業大学に入って良かったと思います。京都産業大学の学生は元気で、明るくて、素敵な笑顔を持っていると言われている通り、この学校に入ってから、自分も笑顔が多くなりました。アルバイト先や、どこへ行っても「明るい素敵な笑顔を持っているね」と言われます。とても充実した大学の生活をおくることができ、夢に向かって新たな道に一歩踏み出すことができました。これから大学に入学する後輩たちにも、この大学を選ぶと間違いなく自分のやりたいことを見つけることができるし、先生たちの支えや、留学生たちへの配慮があって、充実した大学生活をおくることもできると思います。

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