世界規模の可視光・分光観測ネットワーク構築

インドネシア・バンドン工科大学Bosscha天文台に小型低分散分光器を設置

 新星は主に天の川付近に出現する事が多いため、日本からは銀河中心付近に出現する新星など観測困難な場合がたびたびあります。特に南天からでなければ観測不可能な新星の追跡や、極めて高い時間分解能での追跡観測を実現するため、神山天文台では国内外の研究者と連携し、世界規模での新星の可視光・分光観測ネットワーウを構築しようとしています。そのため、各地の天文台に小型の望遠鏡+可視光分光器を設置する活動を続けています。2015年には、インドネシア・バンドン工科大学のBosscha天文台との協力体制を確立し、口径28cmの望遠鏡に取り付けた小型分光器の運用を開始します。これにより、南天での観測可能性を広げるとともに、出現期間が短い新星・分子吸収バンドの検出を更に加速します。

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