留学種別：交換留学
留学先：フィンランド・ユヴァスキュラ大学
留学時の学年：2年次
留学期間：2015年8月～2016年5月
担当留学アドバイザー：ギリス・フルタカ・アマンダ・ジョアン 教授
出身高校：東大谷高等学校

高校生の時に約1年間オーストラリアに留学したことがあり、そこで素晴らしい体験ができたので大学でも必ずまた留学することを考えていました。フィンランドを選んだ理由は、大学1年の夏に元々興味のあったフィンランドを訪れすごく良い国だと感じたからです。そして、今度は長期で滞在し、現地での学生生活はどのようなものかを体験してみたいと思い留学を決めました。

フィンランドの冬は自分が想像していた以上に厳しく、1日にほとんど太陽が昇らない極夜の時期は精神的に落ち込むことがありましたが、それ以外は全体的にとても楽しい留学生活を送れました。学部の授業はすべて英語で行われており、フィンランドでは英語を流暢に話す人も多いので、英語圏ではなくても自分の努力次第で英語力も伸ばすことができます。そして、フィンランドは豊かな国で人々もとても穏やかで親切なので、困っているときは快く手を差し伸べてくれとても住みやすいところだと思います。フィンランドは日本に比べるとやはり田舎なので、都会で生まれ育った私は時々物足りなさを感じるときもありました。しかし、帰国してからはフィンランドでの時間がゆったり流れる日々やどこまでも広がる自然が恋しくてなりません。私は日本ではせかせかとしていましたが、フィンランドという穏やかな場所で生活することにより、自分の性格も穏やかになったと感じます。

留学は自分の行動次第でどのようにもなります。留学中辛いことはたくさんありますが、自分の殻にこもらず、いろいろな人と出会い関わることで自分自身について見直すことができ、そして視野を大きく広げるチャンスにも繋がります。たくさん泣いて笑って、日本では経験のできないことにたくさんチャレンジし、素晴らしい留学生活を送ってください。

留学は語学力だけではなく、世界各国の留学生と触れ合うことで、自分の考え方や価値観を大きく変えることができます。留学中、ヨーロッパ全体で問題になっているテロや移民問題について話題になることが多く、それには歴史や宗教が関係していると感じました。しかし、私は昔から歴史が苦手で宗教にもそこまで興味がなく、それが外国で生活する際には大きな欠点になることに気づき、自分の至らなさを痛感しました。フィンランドで出会ったいろいろな人からの刺激で、自分を見直すことでき、さらに一人で生活することで精神的にも成長しました。そして、フィンランドに住むことで日本を客観的にみることができ、日本の良さと悪さを発見することができました。

留学で得た語学力と順応性を活かせる仕事につきたいと思います。私はさまざまな人と触れ合い、刺激の多い海外で生活することが好きなので、将来的には海外に住みそこで仕事をしたいと考えています。