アメリカ ノースカロライナ大学グリーンズボロー校

外国語学部 国際関係学科 辰口 香奈さん

留学先 アメリカ ノースカロライナ大学グリーンズボロー校
留学期間 2016年8月~2017年5月
留学アドバイザー 外国語学部 横山 史生教授
出身高校 富山県立 富山南高等学校

長期留学のきっかけ

高校時代にアメリカへ2週間の短期留学に行ったことをきっかけに、大学では長期留学に行きたいという思いを持っていたことから、入学当初から長期留学に行くことを目標としていました。大学1年次に国際関係学科の必修科目である海外フィールドリサーチに参加し、カナダでの3週間の短期留学を経験した中でも、短期留学では経験しきれない部分を多く感じ、長期留学に行きたいという思いが強まりました。また、英語をメインに学習するのではなく、英語を使って何かを学びたいという思いから、交換留学を目指すようになりました。その中でもノースカロライナ大学グリーンズボロー校は、国際関係のみでなく、私の興味のあるビジネスの講義など幅広い講義を開講していることから、留学を希望するようになりました。

留学に向けて

アメリカの交換留学は1年前募集ということで、語学試験での高得点取得に苦労しました。以前はTOEFL ITPのみで応募できていたのが、IELTSかTOEFL iBTの点数が必要になったこともあり、リスニング、リーディングに加え、ライティング、スピーキング力を向上しなければなりませんでした。国際関係学科の必修科目を受講する中での英語力向上や、特別英語のIELTS対策の講義を受講したことで、最終的には目標点を達成することができました。また、国際関係学科の必修科目は、ライティング、ディスカッション、リーディング、それぞれに特化した授業だったので、留学先の学部授業を受ける上でのスキルを身につけることができたと思います。

アメリカでの生活

ノースカロライナ

ノースカロライナ州はアメリカ南東部に位置する州です。基本的に晴れの日が多く、日も長いので、夏場は1日がとても長く感じていました。冬でも比較的暖かく、雪が降ることも稀だったので過ごしやすかったです。

UNCG(The University of North Carolina at Greensboro)

UNCGは生徒数も多く、キャンパスも広大でした。また、国際交流に力を入れているようで、提携校がとても多く、世界各国から留学生が来ていました。国際的なイベントも多く、Cultural Festivalという、各国の留学生が自国の文化を紹介するイベントがあったり、言語を学ぶクラブ活動なども活発に行われていたりしました。Japanese Clubもあるので、日本語を学ぶアメリカ人と交流する機会もありました。
キャンパス内の様子
キャンパス内の様子

学生寮

寮(Tower Village)の外見
私は大学が推薦していたInternational Houseに指定されている寮に滞在していました。4〜5人分の個室があり、バス・トイレとキッチンを共有するアパートメントタイプの寮でした。他にも2人部屋の寮や自分でアパートを探すことなどもできたようですが、留学生のほとんどはInternational Houseに住んでいました。寮はキャンパス内にあるので、通いやすかったです。

食事

食事のプランがいくつか決まっていて、私は秋学期と春学期で別のプランを選択しました。Flexというお金が学生証にチャージされ、キャンパス内のフードコートやコンビニで使えるシステムがあり、秋学期はFlex 400ドルとビュッフェ形式のカフェテリアに週10回行くことができるプランにしていました。春学期はFlex 450ドルのみとあとは自炊をしていました。バスで30〜40分くらいのところにウォルマートというスーパーがあり、私はいつもスーパーで食材を買いだめして、自炊とフードコートでの食事を組み合わせていました。フードコートには中華料理やタコス、ハンバーガー、ピザ、お寿司もありました。
カフェテリアのある建物
キャンパス内のフードコート

日常生活

アメリカンフレンズのホストと作ったハロウィンのジャックオーランタン
学校が終わったあとは、図書館で勉強したり、友達と食堂に行ってご飯を食べたり、自室で授業の予習復習をしたりしていました。課題が多い時期は、自室で課題をしていることが多かったですが、土日は遊びに行ったりもしました。私はAmerican Friendsという、現地の学生や家族が週末だけホストファミリーになってくれる制度に登録していて、季節ごとのイベントを楽しんだり、現地の観光に連れて行ってもらったりもしました。

受講登録

授業風景
私は専攻である国際関係以外にも、興味のあったビジネスやファイナンスの講義を受講しました。学部留学であれば基本的にどの授業でも受講することができます。UNCGは学部が多いので、美術系の授業や、音楽の授業も取ることができます。私の受講した講義では、ディスカッションやグループワークを含むことが多くありました。現地の学生と同じレベルでディスカッションをするのはとても大変で、一言も喋れずに落ち込むこともありました。予習復習が必須で、何十ページもリーディングをしなければいけなかったり、何ページものライティングの課題があったりと大変な思いもしましたが、良い成績を取れた時はとても嬉しかったです。キャンパス内にスピーキングセンターとランティングセンターがあり、プレゼンやスピーチ、ライティング課題などでサポートしてもらえるので、よく利用していました。

旅行

留学中にシカゴ、ボストン、ワシントンD.C.、NYに行きました。サンクスギビングや冬休み(約1ヶ月間)、春休み(約1週間)などもあるので、旅行に行くタイミングはたくさんあると思います。同時期にアメリカに留学中だった高校時代の友人に会えたり、NYで年越しを経験できたりしたことは一生の思い出になりました。アメリカ国内でもそれぞれ雰囲気の違いや英語の違いを感じられて楽しかったです。
シカゴ、ウィリスタワーからの夜景
NY ブルックリン橋

留学の成果と今後について

今回の留学では、新しい経験をすることができ、様々な面で成長することができたと感じています。語学力の向上だけでなく、幅広い視野を持って物事を考える力、柔軟性、国際感覚など様々なスキルが身につきました。長期滞在をすることで、アメリカと日本を比較した際の良さと悪さ、両方が目に見えてきました。楽しいだけでなく辛かったこともありましたが、最終的にはとても満足のいく留学になったと思っています。3年次秋学期からの留学ということで、就職活動についての心配や不安もあり、本当にこの時期に留学に来て良かったのかと悩んだこともありましたが、留学先での学習に集中しながら、片手間で就職活動についての情報収集をし、帰国してすぐに就職活動を始めたことで、希望にかなった、満足のいく就職活動ができました。留学先で学んだことや、留学中の経験を就職活動にも大いに活かすことができたと思います。
最後になりますが、今回、京都産業大学海外留学特別奨学生として採用していただき、本当にありがとうございました。留学前から留学中、帰国後までの長い間、担当者様をはじめとする国際交流センターの皆様、留学アドバイザーの横山先生には大変お世話になりました。また、今回私が留学するにあたって、サポートしていただいた家族、友人、先生方、同時期に留学した仲間たちには感謝の気持ちでいっぱいです。多くの人の支えがある中でとても充実した留学を行うことができました。残り少ない学生生活ですが、今後も勉学に励み、悔いのないよう過ごしたいと思います。
PAGE TOP