教授 石光 裕(イシミツ ユウ)

担当する領域科目名 財務分析
研究テーマ 企業価値評価と財務会計
取得学位 神戸大学 修士(経営学)
研究分野を表すキーワード 企業価値評価モデル、投資家行動、無形資産
研究室電話番号 非公開
e-mail 非公開

研究の概要

 一般に財務会計に期待される機能には、証券投資の意思決定支援機能および経営者と債権者間などに発生する利害対立の解消を目的とした利害調整機能の2つがある。主たる研究対象は前者であり、とくに企業評価の方法および企業評価がなされる際の投資家の行動について研究を行っている。

 将来キャッシュ・フローの割引現在価値をもって事業および企業の価値を測定しようとするDCF法は、研究・実務の世界でも広く用いられ、その有用性が実証されてきた。ただし将来キャッシュ・フローの予測の難しさから、近年では、公表された財務数値を用いた残余利益モデルが注目されている。そこでこのモデルがどれほどの説明力を有するのかについて、実際の証券データおよび財務データを用いた分析を行っている。
 ただしこれらのモデルはある理想的な状況を想定して導き出されているため、現実と大きな乖離が発生する可能性がある。そのような状況として、例えば無形資産集約的な企業における、投資家の業績予想といった行動に焦点を当て検証を行っている。

主な論文、著書など

  1. 石光裕「機会主義的な研究開発費の削減と将来業績」産業経理、第74巻第3号(2014年)、130-138頁。
  2. 石光裕「資産負債アプローチと利益の予測可能性」国民経済雑誌、第204巻第1号(2011年)、89-103頁。
  3. 石光裕「ディスクロージャーと投資家の利益予想」会計、第178巻第1号(2010年)、75-86頁。
  4. 石光裕・音川和久「無形資産集約的企業と投資家の評価」会計、第176巻第2号(2009年)、82-94頁。
    無形資産集約的な企業を評価する投資家の行動について、アナリスト予想利益の特性および投資家間の情報の非対称性に着目し分析を行った。
  5. 桜井久勝・石光裕「ブランド価値の株価関連性と超過収益の獲得可能性」国民経済雑誌、第189巻第5号(2004年)、17-32頁(共著)。
    経済産業省のブランド価値評価モデルによる測定値を残余利益モデルの一項目として用い、推定を行った。

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

「無形資産集約企業と投資家の評価」日本会計研究学会全国大会、2008年9月(共同発表)。
「ディスククロージャーと投資家の利益予想」日本会計研究学会全国大会、2009年9月。
「ディスクロージャーの質と投資家の利益予想」日本会計研究学会関西部会、2011年12月。
「マネジメント・コントロールと企業の固有利益」日本管理会計学会関西中部部会、2015年10月。

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