教授 植村 和秀(ウエムラ カズヒデ)

担当する領域科目名 政治思想史
研究テーマ ナショナリズムの比較研究
取得学位 京都大学 法学士
研究分野を表すキーワード ナショナリズム研究、政治学、思想史
研究室電話番号 非公開
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研究の概要

 研究テーマは、ナショナリズムの比較です。ナショナリズムは、日本語では「国民主義」、「国粋主義」、「民族主義」、「国家主義」などと訳される概念です。
 主な研究地域は、ドイツ、東ヨーロッパ、日本。現在の具体的な研究課題は、「東欧におけるドイツ系少数民族問題」、「昭和ナショナリズムの諸相」です。東欧地域に散在し混住してきた「ドイツ人」たちが、20世紀の大動乱の中でどのような運命を辿ったか。それが、「ドイツ」というネイションのあり方にどのような影響を及ぼしたかを研究してきました。しかしその過程で、やはり日本の事例との比較が不可欠であると感じ、近年はこちらに研究の重点を移しています。現在は、昭和期日本のナショナリズムの諸相を、丸山眞男、平泉澄、蓑田胸喜、京都学派の著作を軸に、「日本」というネイションのあり方の変容という視点から検討しています。彼らの分析や主張の中に、「日本」の事例の諸特徴を読み込んでいる途中です。

主な論文、著書など

  1. 植村和秀『折口信夫-日本の保守主義者』、中公新書、2017年。
  2. Kazuhiro Takii/Michael Wachutka hrsg.,Staatsverständnis in Japan, Nomos,2016。(共著)
  3. 植村和秀「ナショナリズム入門」、講談社現代新書、2014年。
  4. 佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文編「ソフト・パワーのメディア文化政策―国際発信力を求めて」、新曜社、2012年。(共著)
  5. 植村和秀「日本のソフトパワー―本物の〈復興〉が世界を動かす」、創元社、2012年。
  6. 木村雅昭・中谷真憲編「覇権以後の世界秩序―海図なき時代と日本の明日」、ミネルヴァ書房、2012年。(共著)
  7. 野上元・福間良明編「戦争社会学ブックガイド―現代世界を読み解く132冊」、創元社、2012年。(項目担当)
  8. 富沢克編「「リベラル・ナショナリズム」の再検討―国際比較の観点から見た新しい秩序像」、ミネルヴァ書房、2012年。(共著)
  9. 河原祐馬・島田幸典・玉田芳史編「移民と政治―ナショナル・ポピュリズムの国際比較」、昭和堂、2011年。(共著)
  10. 植村和秀「昭和の思想」、講談社選書メチエ、2010年。
  11. 芹沢一也・荻上チキ編「日本思想という病」、光文社、2010年。(共著)
  12. 植村和秀「「日本」への問いをめぐる闘争―京都学派と原理日本社」、柏書房、2007年。
  13. 望田幸男編「近代日本とドイツ―比較と関係の歴史学」、ミネルヴァ書房、2007年。(共著)
  14. 河原祐馬・植村和秀編「外国人参政権問題の国際比較」、昭和堂、2006年。(編著)
  15. 玉田芳史・木村幹編「民主化とナショナリズムの現地点」、ミネルヴァ書房、2006年。(共著)
  16. 竹内洋・佐藤卓己編「日本主義的教養の時代―大学批判の古層」、柏書房、2006年。(共著)
  17. 植村和秀「丸山眞男と平泉澄―昭和期日本の政治主義」、柏書房、2004年。
  18. 木村雅昭・廣岡正久編「国家と民族を問いなおす」、ミネルヴァ書房、1999年。(共著)
  19. 野田宣雄編「よみがえる帝国―ドイツ史とポスト国民国家」、ミネルヴァ書房、1998年。(共著)
  20. ジョージ・モッセ「フェルキッシュ革命―ドイツ民族主義から反ユダヤ主義へ」、柏書房、1998年。(共訳)
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