教授 田村 正博(タムラ マサヒロ)

担当する領域科目名 社会安全政策
研究テーマ 警察における情報の取得と保管、警察の統制
取得学位 京都大学学士(法律学)
研究分野を表すキーワード 社会安全政策、行政機関間連携、警察行政法、情報に係る行政法的統制
研究室電話番号 非公開
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研究の概要

 警察実務の経験を踏まえつつ、社会の安全と警察について、幅広く研究をしている。
 社会の安全に関しては、子どもの非行をめぐる問題に対処するために必要となる多機関連携の在り方に関して、地域の実情を調査するとともに、分析と提言を行ってきている。また、暴力団対策に関して、近時社会に大きな影響を与えている暴力団排除条例について、制定の経緯と意義についての分析に当たっている。
 警察行政法の分野では、かつての通説である「警察権の限界」論を排し、個人保護(被害防止・被害者保護)のための権力行使観に立った理論的主張を以前から行ってきているが、近時は、警察の統制を視野に入れた新たな統合的警察行政法を提唱している。
 特に、警察の捜査目的の情報の取得と保管に関しては、防犯カメラや、DNA型情報データベースをめぐる問題を含めて、刑事訴訟法の規律が及んでいないことを踏まえ、行政法的な統制を及ぼすことについて、考察をしている。都道府県公安委員会規則の整備と都道府県公安委員会による管理の実質化が、重要であると考えている。

主な論文、著書など

田村正博「警察における情報の取得及び管理に関する行政法的統制」産大法学50巻1・2号(京都産業大学法学会、2017年)
田村正博「組織犯罪対策における条例の意義」井田良ほか編『新時代の刑事法学下巻 椎橋隆幸先生古稀記念』(信山社、2016年)
田村正博『全訂警察行政法解説第二版』(単著)(東京法令出版、2015年)
田村正博「暴力団排除条例と今後の組織犯罪法制」産大法学48巻1・2号(京都産業大学法学会、2015年)
田村正博「犯罪捜査における情報の取得・保管と行政法的統制」高橋則夫ほか編『曽根威彦先生・田口守一先生古稀祝賀論文集』(成文堂、2014年)
田村正博「警察(少年サポートセンター)を起点とした多機関連携の仕組みの分析・提言」石川正興編『子どもを犯罪から守るための多機関連携の現状と課題』第4章(成文堂、2013年)
田村正博「警察行政法理論と社会安全政策論の展開」大沢秀介ほか編『社会の安全と法』(立花書房、2013年)
田村正博「警察の組織と行動の特性と他機関連携のための施策について」早稲田教育評論26巻1号(早稲田総合研究所、2012年)
田村正博「犯罪予防の現状と課題」ジュリスト1438号(有斐閣、2011年)

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

国際犯罪学会第16回世界大会フォーラム「多機関連携による少年非行防止と日本の秩序」におけるパネリスト報告「少年福祉機関、教育機関及び警察の連携」(2011年8月6日、神戸市)

特記事項

 元警察大学校長、元福岡県警察本部長、弁護士

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