教授 滝田 豪(タキダ ゴウ)

担当する領域科目名 東洋政治史
研究テーマ 中国政治、中国の農村社会
取得学位 修士(法学)
研究分野を表すキーワード 中国、農村、民主化
研究室電話番号 非公開
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研究の概要

  1. 中国における近代国家建設の特徴。近代国家のモデルは西洋で生まれたが、歴史や地理などの前提条件が異なる西洋と中国では、その建設のあり方は同じではあり得ない。その異同を明らかにするとともに、中国における国家や政治の特徴の解明にもつなげたい。
  2. 中国農村の政治。中国はいまだ国民の半数以上が農村出身者であり、それは長期間にわたり変わらないと考えられる。したがって、農村の理解なくして中国の特徴を解明 することはできない。具体的には、農村における近代国家組織の動態、近年の村長直接選挙、あるいは貧困など農村社会問題全般、に関心を持っている。
  3. 中国知識人の政治論。とくに、1990年代末から行われた「自由主義」対「新左派」の論争、自由主義や民主主義あるいはポストモダニズムなど、西洋で生まれた思想や理論を、中国の知識人がどのように理解し論じているかを明らかにし、そこから中国政治の特徴の解明につなげたい。

主な論文、著書など

  1. 「中国『新左派』の民主化論―王紹光を中心に―」『産大法学』43/3-4、2010年2月(天安門事件直後の体制への敵対から、近年の体制の称賛への変化とその背景)
  2. 「中国における民主主義観の対立―リベラリズムとポピュリズム―」島田幸典・木村幹編『ポピュリズム・民主主義・政治指導』ミネルヴァ書房、2009年(「自由主義者」が「新左派」を「ポピュリズム」と批判することの問題点)
  3. 「『村民自治』の衰退と『住民組織』の行方」黒田由彦・南裕子編『中国における住民組織の再編と自治への模索―地域自治の存立基盤―』明石書店、2009年(「党政社合一」体制の弊害による住民組織の弱体化)
  4. 「『村民自治』の論理と中国の民主化」玉田芳史・木村幹編『民主化とナショナリズムの現地点』ミネルヴァ書房、2006年(「村民自治」は民主化につながらない)
  5. 「中国農村における公共性の危機―基層政権の『不良債権化』と『企業化』―」『日中社会学研究』13、2005年( 農村基層政権の変化がもたらした公共性の空洞化)
  6. 「上海近郊農村における村政府の性格」石田浩編『中国農村の構造変動と「三農問題」―上海近郊農村実態調査分析―』晃洋書房、2005 年(村幹部の営利性と財政の 私人性)
  7. 「中国研究における『国家と社会』概念の再検討」『法学論叢』153/3、2003年6月(中国の国家・社会関係は遊離でも浸透でもなくグラデーションである)
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