教授 中谷 真憲(ナカタニ マサノリ)

担当する領域科目名 政治機構論
研究テーマ 仏第五共和制下における公共政策と政治文化
取得学位 京都大学 修士(法学)
研究分野を表すキーワード フランス、政治文化論、公共政策
研究室電話番号 075-705-1804
e-mail 非公開

大学院研究紹介

研究の概要

  フランスの第五共和制に焦点をあてて、その政治的伝統と変容について研究しています。人に個性があるように、政治にもその国特有の文化があります。こうした政治文化についての研究は、思想や文学を含めた精神史的アプローチが一般的ですが、私は政策からその背景にある理念や文化を探ることをテーマにしています。人の性格を理解しようとすれば、その人の読んでいる本を分析する前に、まずその行動そのものを観察するでしょう。同様に、ある国の政治文化を理解するには、アウトプットされた政策の分析から出発して、それがどのような理念から導き出されてきたのかを考察することが必要だと考えています。 フランスは政教分離や移民統合をめぐって独特の政策展開が見られる国です。また対イラク開戦をめぐってアメリカと対立したことでも分かるように、外交分野においても独自の存在感を保っています。こうしたフランスの政策は「フランスとは何者か」というある自己了解=政治理念によって裏打ちされたものです。むろんそれは右派や左派などの政治的立場の相違によって大きく異なるものですが、いずれにせよ典型的な仏公共政策史の研究を通じて、フランスの政治文化・政治理念とは何かということを探っていきたいと考えています。

主な論文、著書など

  1. 共著『日本発の「世界」思想』藤原書店(東郷和彦・森哲郎・中谷真憲編)、平成29年
  2. 共著『覇権以後の世界秩序』ミネルヴァ書房(木村雅昭・中谷真憲編)、平成24年
  3. 拙論「フランスの移民政策とそのディスクール」、『産大法学』、第42巻第2号、平成20年:フランスの移民政策をめぐる議論のあり方を考察したもの。
  4. 拙論(資料)「暴動の裏側−フランス二〇〇五〜二〇〇六年」、『産大法学』、第41巻第1号、平成19年:法学会秋季講演を下敷きとして、フランスの移民暴動事件を考察したもの。
  5. 共著『外国人参政権問題の国際比較』昭和堂(河原祐馬・植村和秀編)、平成18年:第2章「フランスにおける移民の社会統合と共和国理念」を執筆。
  6. 共著『シティズンシップの教育学』晃洋書房、平成18年:第7章「宗教教育―フランスにおける非宗教性原理と公民教育」を執筆。
  7. 拙論「米国に対抗するフランスの論理」、『産大法学』、第38巻第2号、平成16年:A・ジョクスらの議論を手がかりに、フランスの対米反抗の論理を考察したもの。
  8. 共著『市民社会と市場のはざま―公共理念の再生に向けて』晃洋書房、平成16年:「市民像」と「信頼」の観点から現代における公共性を考察。後半分の章を執筆。

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 平成25年2月、NPO法人グローカル人材開発センター設立
  2. 平成22年6月、“ フランスの移民問題とアイデンティティ―サルコジはポピュリストか”、日本比較政治学会2010年度研究大会報告
  3. 平成22年2月、“EU と多極的世界”、「帝国・国家・地域:21 世紀の世界秩序を求めて」、世界問題研究所座談会報告
  4. 平成21年3月、京都新聞コラム『私論公論 世襲政治を考える』執筆(平成21年3月27日掲載)
  5. 平成19年6月、“ フランスの移民問題”、共同研究プロジェクト「帝国・国家・地域−21 世紀の世界秩序を求めて」研究会
  6. 平成18年12月、“ 暴動の裏側 フランス2005−2006”、法学会秋季講演(神山大ホール)
  7. 平成18年6月、“ 戦後フランスの対米意識−ゴーリスムの遺産についての覚書”、共同研究プロジェクト「反アメリカニズムの学際的研究−現代ヨーロッパを中心とした国際比較」研究会
  8. 平成17年4月、“ 寛容としてのライシテ?−共和国理念と「他者」との共生”、関西公共政策研究会
  9. 平成16年10月、“ 共和国原理再考−ライシテは破綻したのか? ”、比較政治学研究会
  10. 平成16年7月、“ 民主主義と信頼−地方政治の行方”、京都府議会事務局講演

特記事項

 一般財団法人 地域公共人材開発機構理事
 NPO法人グローカル人材開発センター専務理事

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