教授 芦立 秀朗(アシタテ ヒデアキ)

担当する領域科目名 行政学
研究テーマ (1)援助行政(ODA)(2)ガバナンス
取得学位 京都大学修士(法学)、ピッツバーグ大学Ph.D.(政治学)
研究分野を表すキーワード 行政学、ODA、比較研究、ガバナンス
研究室電話番号 075-705-1719
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研究の概要

 1990年代以降の日本の援助行政(ODA)の特徴として、政策の策定段階における政府の役割の拡大と、政策の実施段階における国民参加の増加を挙げることができます。非政府組織(NGO)など様々な行為者に援助の実施を要請し、政府の関与する領域を減らす一方で、援助に関する国家戦略の確立などにおいては政府機構の強化が見られるのです。一見正反対の方向性を示すこれらの変化は、従来型の政府(ヒエラルキー)によるガバナンス(統治)という観点や市場(マーケット)によるガバナンスという観点からだけでは十分説明できません。そこで自律的なネットワークによるガバナンスという枠組みが登場する訳です。国家(政府)がネットワークの調整者であると想定して、政府に関する二種類の責任、つまり舵手(政策策定)の責任と漕ぎ手(実施)の責任を区別しながら論じています。
 こうした一連の作業を通じて、援助行政と他の公共政策との類似点を見出したいというのが私の目下の研究関心です。

主な論文、著書など

  1. 芦立秀朗(2017)「2016年参院選における選挙区の定数増減とアクターの行動の変化―旧『二人区』を例に―」『産大法学』第50巻、1・2号
  2. 芦立秀朗(2016)「地方議会改革と議会基本条例:自治基本条例との関係から」『京都産業大学 世界問題研究所紀要』第31巻
  3. 芦立秀朗(2015)「援助行政への参加と政策への支持の関係―JGSS-2006データから―」『産大法学』第48巻、第1・2号
  4. 芦立秀朗(2013)「参加と調整―日本の援助行政を例として―」『京都産業大学 世界問題研究所紀要』第28巻
  5. 芦立秀朗(2012)「京都市における意思決定―非日常的決定の典型と逸脱―」『産大法学』第45巻、第3・4号
  6. 芦立秀朗(2007)「日米の援助行政と制度―議院内閣制対大統領制?―」『産大法学』第40巻、第3・4号
  7. 芦立秀朗(2006)「『国民参加型援助』の時代における政府の役割:ガバナンスの観点から」『産大法学』第39巻、第3・4号
  8. 芦立秀朗(2005)「『足による投票』と自治体の税制改革―アメリカの州税研究を手掛かりとして―」『国際文化研修』2005年冬号
  9. 芦立秀朗(2003)「1990年代日本における政治経済構造の変化と援助行政のパラダイム転換― 2000 − 2002年の対中援助削減をめぐる議論から―」、村松・白石編『日本の政治経済とアジア諸国(上巻)政治秩序篇』(京都:日文研出版)、(第9章)

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 2018.03.日本政治法律学会副理事長
  2. 2012.10.関西行政学研究会幹事(〜2014.11.8)
  3. 2006.07.世界政治学会(IPSA)報告・日本公益学会報告「Foreign Aid(ODA)as a Public Policy」
  4. 2005.05.14 日本行政学会分科会報告「公共政策としての援助行政(ODA)」
  5. 2004.09.01 関西政治経済学研究会(Y&R)幹事(〜2005.8.31)

特記事項

 社会的活動:2000年7-9月にJICA(国際協力機構)で院生インターンを行いました。
 出身高校:仙台第二高等学校
 特技:競技エアロビクス

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