教授 寺沢 知子(テラサワ トモコ)

担当する領域科目名 民法
研究テーマ 民法と医事法
取得学位 大阪大学(博士)法学
研究分野を表すキーワード 民法、医事法、医療過誤、生命倫理
研究室電話番号 非公開
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研究の概要

 医療に関わる諸問題について民法の視点から研究しています。医療と法の問題は、技術ミスや不十分な説明に起因する医療過誤事件をはじめとして、臓器移植や生殖補助医療、最近ではヒトクローンなどの先端医療も含めた生命倫理にかかわる問題など、多岐にわたります。いずれの問題も、医師または医療機関のみを基軸として考察するのではなく、患者や医療を受ける者との関係における医療のあるべき姿を背景として考察を進めなければなりません。研究テーマである医師の注意義務についても同様、医師・患者関係の存在を前提とし、主としてはインフォームドコンセントといわれる患者への説明と同意の問題に取り組んでいます。患者など医療を受ける者と向き合う医師または医療機関が負う注意義務はどのようなものかという疑問を出発点とし、注意義務の内容や基準は何かについて、そして、誰に対する義務か、すなわち患者の家族との関わりをどのように理解するべきかなどについて研究をしています。

主な論文、著書など

  1. 「高齢者医療とインフォームド・コンセント」甲斐克則編『医事法講座第2巻インフォームド・コンセントと医事法』217頁−236頁、(信山社、2010年)
    高齢者への医療に対する同意と説明について論じたもの
  2. 「生体移植と医療過誤」法律時報79巻10号(2007年)25頁− 29頁
  3. 「医療行為に対する承諾の相対化と法的評価」新井誠編著『成年後見と医療行為』(日本評論社、2007年)107頁− 135頁
  4. 「『承諾能力』のない人への治療行為の決定と承諾」潮見佳男編『國井和郎先生還暦記念論文集 民事法学の軌跡と展望』453頁− 473頁、(日本評論社、2002年)

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 「医療水準と説明義務」(1997年12月1日 第27回医事法学会)
  2. 「『承諾能力』のない人への治療行為の決定と承諾−未成年者と高齢者の場合を中心に−」(2000年10月8日 第64回日本私法学会)
  3. “ Legal Meaning of Body Parts”(2003 年9 月9 日 Japan Law Seminar at Alberta Law School)
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