教授 寺井 晃(テライ アキラ)

担当する領域科目名 マクロ経済学
研究テーマ マクロ経済学と日本経済、物価・期待インフレ率研究
取得学位 東京大学 修士(経済学)
研究分野を表すキーワード マクロ経済学、日本経済の実証分析
研究室電話番号 非公開
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研究の概要

 マクロ経済において、経済政策の果たす役割は非常に大きい。経済政策は、例えば政府支出を増やせば乗数を経て国民所得が増えるという同時点の関係があるのみならず、今日の経済政策が将来の経済政策の方針を述べる重要なシグナルの効果もある。つまり、経済主体がこのシグナルを重要なメッセージと受け止めれば、経済主体は期待形成を変化させることによって、経済政策変数が直接量的に変化しなくても、政策効果があるかもしれない。私は、こうした期待についての代表的な指標である、「期待インフレ率」について研究を行っている。日本には期待インフレ率を直接計測する信頼に足る統計が存在しないため、期待インフレ率を計測する手法を検討している。また、導出した期待インフレ率が様々な経済指標とどのような関係にあるのかを解明することも研究している。こうした研究は、経済のパターンが「ニューケインジアン・フィリップス曲線」に基づいているのかの検証を含む。そして、将来を見通した経済パターンを得ることができるため、財政政策や金融政策に対して適切な処方を与えることが期待される。

主な論文、著書など

  1. 「インフレ期待の分布の分析―固定的なインフレ期待層」,京都産業大学論集 社会科学系列 第31号,pp. 57-73.
  2. 「選挙制度についての分析―政党支持率と獲得議席数の乖離についてのシミュレーション」,京都産業大学論集 社会科学系列 第29号,pp.143-154.
  3. “ Measurement Error in Estimating Inflation Expectations from Survey Data,”Journal of Business Cycle Measurement and Analysis, Vol 2009/2, p.49-72.
  4. “ Estimating the distribution of inflation expectations,” Economics Bulletin, Vol.30 no.1 pp.315-329.

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 「すっきりエコノ案内人 FTA・EPA」、京都新聞2007年11月4日10面
  2. 「労働組合・技術構造の変化と労働力のリアロケーション」、飯田泰之氏との共著、2006年日本経済学会
  3. 「都道府県パネルデータによるシートベルト着用義務化の効果の検証」、村松幹二氏、飯田泰之氏との共著、2004 年日本経済学会
  4. 「金融政策の波及チャネルとしての為替レート」、浜田宏一氏、飯田泰之氏との共著、2003年日本金融学会

特記事項

 2007年は、内閣府経済社会総合研究所客員研究員としても活動

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