教授 西村 佳子(ニシムラ ヨシコ)

担当する領域科目名 金融論
研究テーマ 金融教育と家計の資産選択行動
取得学位 岡山大学 経済学修士
研究分野を表すキーワード 金融教育、投資家行動、家計の資産選択
研究室電話番号 075-705-1891
e-mail

研究の概要

 金融教育が家計の金融資産選択行動に及ぼす影響を計量分析で明らかにし、学校や職場で行われる金融教育の内容を検討することを目的に研究を行っている。現在は、確定拠出年金と加入者の資産選択行動に興味を持っている。確定拠出年金導入企業は、加入者(個人)に運用資産メニューを提示し、加入者は制約の下で運用を行う。つまり加入者の投資行動は、雇用主の行動の制約の下で決まっていることになる。加入者の行動を論じるためには、雇用主(企業)側の行動を明らかにする必要がある。企業型確定拠出年金担当者に対する調査のデータを分析すると、雇用主の確定拠出年金提供に対する姿勢(熟練度や熱心さ)、他の退職給付制度や年金からの資金の移換の有無、確定拠出年金の導入時期などにより、提供される運用資産のメニューには違いがあることが明らかになった。たとえば、移換資産があり、確定拠出年金の導入時期が早かった企業は、確定拠出年金の運用資産メニューに占める元本保証型金融商品の割合が高い傾向があった。

主な論文、著書など

  1. 金融教育が家計の金融資産選択に及ぼす影響―投資家タイプ別にみた教育効果測定の試み―、村上恵子・西村佳子、2012年1月、季刊個人金融Vol6、ゆうちょ財団、No.4、49-57ページ.
  2. 確定拠出年金加入者像をとらえる試み、西村佳子・村上恵子・西田小百合、2011年3月、生活経済学研究第33巻,49-57ページ.
  3. 確定拠出年金導入企業の運用資産提供行動―加入者調査データによる分析―, 西村佳子・西田小百合、2013年3月、京都産業大学論集社会科学系列、第30号、177-192ページ.
  4. 確定拠出年金加入者の資産選択と制度移行の影響、西田小百合・西村佳子、2011年9月、東海大学紀要、政治経済学部、43号、89-103ページ.

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 確定拠出年金導入企業の運用資産提供行動―加入者調査データによる分析―、西村佳子、2013年2月、大阪銀行協会フォーラム.
  2. 確定拠出年金と金融教育―加入者像をとらえる試み―、西村佳子・村上恵子・西田小百合、2010年6月、第26回生活経済学会研究大会.

特記事項

 少子高齢化を移民政策で乗り切ろうとしているカナダの首都で学ぶ機会を得ました。カナダは米国の隣国でありながら、巧妙に国際的な価格競争を排除して人件費を高く維持し、税収を確保して社会保障制度を維持しようとするとても興味深い国です。資源や農産物を輸出できる国の有利さを改めて感じた反面、高齢化の進展と社会保障にかかるコストの増大に苦慮する姿は我が国と同じでした。

PAGE TOP