教授 並松 信久(ナミマツ ノブヒサ)

担当する領域科目名 農業政策
研究テーマ イギリスおよび日本の農学史
取得学位 京都大学 修士(農学)
研究分野を表すキーワード 農業政策、農学史、農業思想史
研究室電話番号 075-705-1921
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研究の概要

 近代における農学の形成と展開に関する研究を行っている。研究の出発点は日本農学の展開においているが、その日本農学の形成に影響を与えたイギリス農学の展開も分析対象としている。主に18 世紀以降を対象としているが、史料や文献(農書)を通して、農業研究を担った人物や制度(農学校や農業試験場の展開)に焦点を当てている。
 イギリスと日本との関係のみでなく、京都という地域性や日本の伝統的な思想との関連も研究対象としている。近代農学の展開をみた場合、たとえば日本最初の西洋式牧場が作られたのは京都であったことが示すように、京都という地域は農学史上において興味深い点を多くもっている。さらに日本農業における伝統的な思想ということで二宮尊徳思想を取り上げ、農学の形成に果たした役割を研究している。もちろん京都と二宮尊徳思想との関連も、研究の重要なテーマである。

主な論文、著書など

  1. 「近代京都における公設市場の展開−中央卸売市場をめぐって」、2017年、『京都産業大学日本文化研究所紀要』、第22号298〜334ページ。
    :近代京都の中央卸売市場の設立を中心に公設市場の特徴を明らかにした。
  2. 「近代日本における庶民金融の展開−無尽講と相互扶助」、2016年、『報徳学』、第13号、1〜20ページ
    :近代日本における無尽溝の変遷を通して、庶民金融の特徴を明らかにした。
  3. 『農の科学史―イギリス「所領知」の革新と制度化』、2016年、名古屋大学出版会。
    :18世紀後半から20世紀初頭までのイギリス農学史について考察した。
  4. 『現代に生きる日本の農業思想―安藤昌益から新渡戸稲造まで』(王秀文・三浦忠司共著)ミネルヴァ書房、2016年。
    :「グローバル化のなかの農業思想―内村鑑三と新渡戸稲造」および「二宮尊徳思想の現代的意義―幕末期の農村復興に学ぶ」を執筆した。

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

  1. 「地域活成と相互扶助−近代における伏見の再生」
    (第7回国際二宮尊徳思想学会、2016年8月24日)
  2. 「グローバル化のなかの農業思想」
    (京都産業大学日本文化研究所・研究例会、2015年1月28日)

特記事項

 歴史に関する考察を主にしていますが、現代日本農業も分析の対象にしています。

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