教授 荒山 裕行(アラヤマ ユウコウ)

担当する領域科目名 経済理論
研究テーマ 経済理論とその応用
取得学位 シカゴ大学 Ph.D(経済学)
研究分野を表すキーワード 経済理論と応用
研究室電話番号 075-705-0914
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研究の概要

 アロー、ハーン、デブリューに代表される新古典派の一般均衡理論は市場で取引される財およびサービスのみを市場均衡を分析する際の対象とする。しかし、我々の経済活動においては市場で取引されることのない財やサービスを数多く消費する。
 シカゴ大学のベッカーは、これらの財やサービスを作り出している家計内での生産活動を明示的に分析に持ち込み、労働市場を通し雇用される時間以外の時間の価値を経済行動の分析に組み入れた「シャドープライス」を用いることで、財やサービスのより正確な需要分析が可能になることを示し、「マクロ経済学のミクロ的基礎付け」への途を開いた。新古典派の経済理論は、家計内における家計構成員の経済行動を捨象することで理論的精緻が進められたことから、当該の期に行われる経済分析に重点の置かれる本質的には静学的理論構造を持ち、動学への対応は時間選好率(=割引率)によって期と期が結びつけられるという方法がとられている。一方、家計構成員の経済行動を代表する家計内生産が経済モデルに組み込まれると、明日(つぎの期)も一定確率で家計構成員が「生きる」ことを前提都市行動することからその経済モデルそのものは本質的に動学となる。この研究の流れに則し、家計内生産を含め経済行動を「生産関数」のみを用いて整合的に扱える一般均衡分析の枠組の構築に関する研究を進めている。

主な論文、著書など

  • 荒山裕行、「価格理論」−家計を内包する経済理論−、『経済科学』第63巻第4号、2016年3月
  • 杉浦立明、荒山裕行共著「労働統計にみる男性の働き方・女性の働き方」、『産政研フォーラム』2006年6月70号から2016年12月112号まで連載
  • 荒山裕行、「グローバル時代における経済政策を考える」、『経済政策ジャーナル』第11巻第2号 3-6頁、2015年7月

教員および院生の活動記録(学会および研究会などでの発表)

"Why Short-time Workers are Recognized as Irregular by Firms?" ウイーン大学ー京都大学労働法研究会(Das gemeinsame Seminar der Universitäten Wien und Kyoto) 2015。
"Are Labor Policies to Support Young Generation Japanese Effective? Issues from Economic Theory" w/ Tatsuaki SUGIURA,ウイーン大学ー京都大学労働法研究会(Das gemeinsame Seminar der Universitäten Wien und Kyoto) 2014。
”Employment for Young Generation Japanese Male and Female,”w/ Tatsuaki SUGIURA,ウイーン大学ー京都大学労働法研究会(Das gemeinsame Seminar der Universitäten Wien und Kyoto) 2013。

特記事項

これまで主指導教員として、20名を越える博士論文、50名近い修士論文の指導を行ってきた。詳しくは、HP: https://sites.google.com/site/arayamayuko/Home 参照のこと。

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