理学部 Q&A

理学部の学びに関して、
受験生の皆さまからよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 学んだことを社会でどのように生かせますか。

A.

理学で養った論理的思考力や創造力はあらゆる分野に役立ちます。理学とは自然の原理を探究する学問であるとともに、深く社会に関わる学問です。地震や地球温暖化といった自然現象のメカニズム、人や社会を豊かにする先端技術など、すべては理学部で学ぶ基本的な考え方や原理が土台になります。また、新たな価値の創造が不可欠な現代にこそ、理学の力が求められています。数学や物理学をベースに、ものごとの論理的なとらえ方、柔軟な思考力や創造力を備えた人材へのニーズは年々高まっています。

Q. グローバル・サイエンス・コースについて教えてください。

A.

理工系3学部の学生を対象に、英語スキルを1年次から段階的に修得するプログラムです。夏季休暇中に実施する「英語サマーキャンプ」では、英語力の向上と論理的思考力の修得を目標に、オールイングリッシュの講義やグループワーク、プレゼンテーションを実施。「グローバル社会で活躍する理系産業人」の養成を目指し、専門分野における自分の考えを英語で発表・討論する力を磨きます。

Q. 就職先にはどのようなところが ありますか。

A.

3学科ともに大学院へ進学して研究者をめざす学生の他、システム・エンジニアとしてコンピュータ関連企業、電気・機械メーカーなどの一般企業に就職する学生も多くいます。とりわけ数理科学科では約4割の学生が教員免許状を取得し、教員をめざす学生が多いのが特徴。物理科学科ではエレクトロニクス関連企業などのテクノロジー分野、ハード・ソフトウエア開発企業などへの進路が開かれ、宇宙物理・気象学科では公共天文台の職員、気象庁(国土交通省)や気象関係の民間企業などへも就職しています。

Q. 取得できる教員免許を教えてください。

A.

「数学」「理科」「情報」の免許が取得できます。採用試験対策セミナーや講演会、教員採用模擬試験を実施し、教員になりたい夢を手厚くバックアップしています。学科によって取得できる免許状が異なるため、「教員免許」を参照してください。

Q. 他学科の授業も受けられますか。

A.

3学科は互いに深く関連しており、柔軟なカリキュラムになっています。各学科の専門教育科目も相互履修が可能(一部の科目除く)なため、各自の興味・関心に合わせて各学科の境界分野の勉強もスムーズに行えます。

Q. 気象予報士の資格取得に関連する科目はありますか。

A.

気象学の専門的知識や手法を学ぶことができます。講義・演習・実験・実習を通して気象学の基礎知識から専門領域まで学び、学外研究機関との協力により得られた気象に関する最新データを用いて解析を行う科目なども履修できます。

Q. 大学院進学での優遇制度はありますか。

A.

本学大学院で学ぶ意欲の高い学生を対象に学内推薦入試を設けています。また、本学大学院の進学者には、大学院生の育成支援を目的とした「大学院生支援奨学金制度」があります。

Q. 大学での学びに向けて準備しておくことはありますか。

A.

数学は3学科すべてで、物理学は物理科学科と宇宙物理・気象学科で、それぞれ共通して基本となる科目です。高校では公式やパターンを身に付けて問題を解くことに加え、公式・定理・法則の根底にある考え方にも目を向けるくせをつけておくと、大学での学びで役立ちます。大学では幅広い理系の基礎知識が必要となるため、1年次に基礎的な演習科目を設け、それらが苦手な学生でも2年次以降の学びにスムーズに進めるよう取り組んでいます。
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